「大学進化論」第10回大学のソーシャル・イノベーション戦略
テレビ・ラジオ
2006年 11月 10日
今週は、シリーズ「大学進化論」の第10回、
大学のソーシャル・イノベーション戦略
をテーマとして話します。
米国のシリコンバレーにおいては、
スタンフォード大学が、
大学の周辺に豊かな「ビジネス・エコシステム」を形成し、
ビジネス・イノベーションのセンターになっています。
そうであるならば、我が国の大学は、
ただ、シリコンバレーとスタンフォード大学を模倣して、
「ビジネス・イノベーション・センター」をめざすだけでなく、
大学の進化の次なるステージ、
「ソーシャル・イノベーション・センター」をめざすべきでしょう。
では、そのために、我が国の大学は、
いかなる戦略を取るべきか。
そこにも、我が国の国情や文化を反映した
独自の戦略が求められます。
では、それは、いかなる戦略か。
「大学コンソーシアム」の戦略です。
大学が主導する「コンソーシアム」を設立し、
異業種企業、中央官庁や地方自治体、
マスメディアやアカデミアを結集することによって、
大学の周辺に、短期間に「ビジネス・エコシステム」と
「ソーシャル・キャピタル」を形成する戦略です。
この第10回では、その戦略について話します。
『大学進化論』全11回は、
CDでお聴きいただけます。