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「読書の心得」第12回経験の浅い人が智恵を掴むための心得

テレビ・ラジオ

2009年 7月 10日

今週は、シリーズ「読書の心得」の第12回、
「経験の浅い人が智恵を掴むための心得」
をテーマとして話します。
読書において「智恵」を掴むためには、
自身の過去の「経験」と重ね合わせながら
本を読むことが大切であると、述べてきました。
では、経験の浅い若い人間は、どうすればよいのか。
まだ、人生において豊かな経験を持っていない人間は、
どうすればよいのか。
その問いが生まれてくるかもしれません。
しかし、実は、経験が豊かでない人でも
読書を通じて、深い智恵を掴むことができるのです。
そのための心得は、三つあります。
第一は、経験が無いことの怖さを知ること。
プロフェッショナルとして成長していくための
最も大切な心得は、「己の限界を知る」ということです。
なぜなら、「自分の限界や弱点を知らない」ということが、
実は、プロフェッショナルの世界では、
最大の限界と弱点になってしまうからです。
これは読書においても、そうです。
自分の経験の浅さに気がつかず、
それが智恵を掴めない大きな理由になっていることに
気がつかなければ、その人は、
いかなる読書によっても、
決して成長していくことはできません。
なぜなら、こうした人は、多くの場合、
大切な智恵の言葉を読んだとき、
単に知識として学んだだけで、
それを分かったつもりになってしまうからです。
第二は、想像力を羽ばたかせながら読み進むこと。
たしかに「経験」が浅いことはハンディではありますが、
そのハンディを補って余りある方法が、
この「想像力」を羽ばたかせながら読み進むということです。
すなわち、読書においては、
自分が直接的に経験の無い話でも、
想像力を羽ばたかせながら読むと、
そこに疑似体験が生まれてくることがあります。
そして、智恵とは、ときに、
その疑似体験から掴むこともできるのです。
第三は、なぜか気になる言葉を大切にする
プロフェッショナルが持つべき最高の力とは
「無意識の世界」を活用する力です。
では、どうすれば、無意識の世界を活用することができるのか。
読書において巡り会った
「なぜか気になる言葉」を大切にすることです。
その言葉は、それからの人生の歩みの中で、
必ず、大切な何かを教えてくれるときがあります。
言葉を換えれば、我々の人生においては、
「未来の記憶」とでも呼ぶべき言葉が、ある。
あたかも、その言葉が、
自身の未来を教えてくれているかのように
感じる言葉があるのです。
読書においては、そうした言葉を大切にすることです。
この第12回では、この三つの心得について、
話をします。
『読書の心得』全15回は、
CDでお聴きいただけます。

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