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風の言葉


こころの生態系
 

こころの生態系
 

著者からのメッセージ

グレゴリー・ベイトソンの著作に
『精神の生態学』という本があります。
この著作に触発されて開催したシンポジウムが、
「こころの生態系をみつめて」です。

この本は、シンポジウムに出席した
河合隼雄、中沢新一、小林康夫の三氏と私の対談を含めて、
シンポジウムの記録として編集したものです。
河合隼雄氏との緊迫感溢れる対談、
中沢新一氏との哲学的対談などを楽しんでください。

これからは、企業のマネジャーにとっても、
職場のメンバーが生み出す
「こころの生態系」の変化を敏感に感じ取り、
その変化に細やかに対処する能力が求められる時代です。
ある意味で、それは、
マネジャーにセラピストとしての能力が
求められる時代であるともいえるのでしょう。

目次

第一章 「こころの問題」とは何か
第二章 日本人のこころが直面していること
第三章 いかにこころを再生させるか

読者からのメッセージ

第1のメッセージ

メンバーの成長を願い、
共に目標達成を目指した結果、挫折を味わいました。
職場のみでなく、これまでの家庭生活における自分の行動を振り返り、
何か縋るものを捜している中で、
田坂さんのホームページに行き着きました。

『こころの生態系』の第六章「こころの苦しみ」「精神の深み」で書かれている
「メンバーが苦境にあるときに・・・自ら苦しみと正対すること・・・」の部分で、
まさしく自分のマネジメントのスタイルが、
「待てずに形を繕うことで満足していた」こと。
そんな自分をメンバーがどのように観ていたかが、よくわかりました。

併せて、田坂さんが『営業力』で触れている「顧客の心を操縦する」ことを、
メンバーに対して行っていた自分にも気付きました。

翻って、自分が落ち込んでいるときに、
「周囲から声を掛けてもらいたい」と思っていることが、
周囲に甘え、自分の問題との正対を避けていること。
それは、これまでの自分の生き方のスタンスであったと、
おぼろげながら気付いていたことを、解り易く説いていただけました。
感想に程遠い内容ですが、ご容赦ください。

会社員

第2のメッセージ

経営の論者だと思っていたのですが、
世界観や人間の内面についてまで深く思索されているので、
興味を持ちました。

私は、福祉の仕事に関わっており、
在宅での援助を行うヘルパーさん達の
仕事に対する意欲を高めていくことの難しさを感じています。
介護報酬という基準によって、支払うことのできる報酬は限られており、
その仕事は利用者に感謝される場面が少ないのが現実です。

自分の仕事に対して目標を持って、
それをきちんと評価してあげるという当り前のことが、
十分できていない組織を少しでも変えていけると良いと思い、
ご著書を参考にさせていただいています。

40代 団体職員

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