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風の言葉


複雑系の知
 

著者からのメッセージ

情報革命の進展にともなって、「複雑系」としての性質を強め、
「生命体」のごとき様相を呈しつつある現代の社会に対して、
我々は、どのように処していけば良いのか?

その問いに対する答えを、
ポエット、インキュベータ、ストーリーテラー、アントレプレナー、
セラピスト、ゲームプレイヤー、アーティストという
「七人の賢人」が持つ「七つの知」として述べた本です。

この本は、現在、その一部が高校の教科書の
「現代文」(東京書籍)に採用されています。
ジャン・コクトーや平塚らいてふ、谷崎潤一郎、大江健三郎などと並んで、
私の拙い文章が載せられているのは、すこし恥ずかしい気がします。

目次

序 章
第1章 社会の本質を知るにはどうすれば良いか ポエットの知
第2章 社会の現実を変えるにはどうすれば良いか インキュベータの知
第3章 社会の創発を促すにはどうすれば良いか ストーリーテラーの知
第4章 社会の歴史に参加するにはどうすれば良いか アントレプレナーの知
第5章 社会の問題を解決するにはどうすれば良いか  セラピストの知
第6章 社会の法則を活かすにはどうすれば良いか ゲームプレイヤーの知
第7章 社会の未来を知るにはどうすれば良いか アーティストの知
終 章 いま、なぜ、複雑系なのか 二十一世紀に求められる複雑系の知

読者からのメッセージ

第1のメッセージ

『複雑系の知』は、久しぶりに感動する本でした。
詩人の感性を持ち、言霊を語る者となるよう、努力していきたいと思います。
続けて田坂さんのご著書を読んでいくつもりです。

60代 経営者・役員

第2のメッセージ

『複雑系の知』については、
現代哲学への貢献として読ませて頂きました。
現象学にしろ、実存主義にしろ、構造主義にしろ、
「今ここ」での何等かの真理(完全、完成)を暗黙に想定して、
それを記述することを目指していると思います。
しかし、「今ここ」を創発の場と受け止める時、
認識、行動、心など、人間性の全領域での参与が問題となると感じました。

「ビジネス」を最高の複雑系として問題にしているのが、
更に共感を深くした由縁です。
ビジネスは、「資本主義なる卑しい者」として、
哲学の場からは排除されるか批判されるだけでしたので。
環境問題などの人類的な問題は、
ビジネスの正当な位置付けを通らないと俎上に乗らないと思います。

40代 読者

第3のメッセージ

『複雑系の知』と出会ったのが5年前。
以来、あの本で提起されていると私が考えた、
細分化され袋小路に入った「知」を越えるべく、
学問をしつつ、NPOという現場との往還を試みてきています。

現場は、ゴツゴツしていて、複雑で、多層的なもので、
本に書かれたものとは程遠い世界であり、
往還作業そのものに疲れ、諦めようかと思ったことも度々でした。
しかし、その度に、『複雑系の知』を紐解き、
原初の思いに立ちかえり、今に至っております。
田坂さんのなされた問題提起は、私を捕らえて離しません。

これからも田坂さんの出されるメッセージや思想と格闘しながら、
現場と知との往還を試みていき、
「複雑系の知」を目指していければと思っております。
田坂さんが引き続き、社会に問題を提起されることを楽しみにしております。

20代 学生

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