2016年4月5日
2016年3月に開催された「特別講話 第10講」では、
リーダーシップを学ぶ - 仲間と共に高き山の頂を目指す、その覚悟と心得 -
という演題のもと、塾長による真剣勝負の2時間の講話に加え、
塾長と塾生の皆様の、約1時間にわたる一問一答も行われ、
お陰様で、深い余韻の残る、一期一会の場となりました。
この「特別講話 第10講」については、
受講された塾生の皆様から、深い学びの所感を送って頂きました。
その中より、大切なメッセージが書かれているいくつかを、
個人が特定できないように抜粋したうえで、下記に紹介させて頂きます。
この受講所感より、何かを掴んで頂ければ幸いです。
なお、この3時間に及ぶ「特別講話 第10講」は、
CDにて、お聴き頂けます。
当日、特別講話にご参加頂けなかった方も、
このCD聴講によって、大切な心得と技法を掴んでいただければ 幸いです。
http://sophiabank.jp/SHOP/J-010.html
———————————————————-
第10講についての塾生所感(抜粋)
———————————————————-
今回は初めて田坂塾に参加させていただきました。
まず、一番驚いたのは、「場」の大切さ。
まさに、「自己との対話」でした。
塾長の問いかける言葉や想いに対して、
自分自身を振り返る機会であったこと。
禅問答のような雰囲気であり、
真摯な態度と振る舞いが重要だと痛感しました。
真剣勝負とはこういうことか?と。
人間は「環境」によって、変わるもの!
変革するには、態度・姿勢がスタートだと学ぶことが出来ました。
改めて大きな気づきになりました。
そして自分自身が自ら実践することにします。
田坂塾長の著書は十数冊を読んでいますが、
知識でのレベルで読んでいたと気付きました。
再度、自分自身を振り返り、読み直してみます。
———————————————————-
リーダーシップとは、
事業や組織を運営していく為には
最も重要な要素・条件の一つであり、
「リーダーシップを身につける事」
そのものが「目的」と考えていました。
しかし、講話では
最初からその考えが近視眼的な視点である事に気が付きました。
リーダーが覚悟を決めて人生を賭して、真剣に仕事に向き合う姿が、
リーダーシップを醸成していくただ一つの道であり、
その結果生まれるリーダーシップは、その結果の一現象でしかない。
リーダーシップが目的ではなく、その奥深くに在る本当の目的は、
自らの人間としての成長を望み、
それに加えて、部下・仲間の成長や幸福をも
自分と一体のものとして心から切望する心。
それこそがリーダーシップという「現象」になって現れるのではないか、
と私は解釈致しました。
田坂先生も繰り返し述べておられました通り、
田坂塾の根本に横たわる思想、死生観というフィルターを通して
世の中やビジネスの現場を見る切り口には、
いつもながら心に「すとん」と落ちるものがあります。
———————————————————-
かつて、現在の職場にも創成期にひとり
優れたリーダーがおられました。
その方の下で、皆が同じ山の頂を目指して、
厳しくも生き生きと働いておりました。
その方は道半ばでその職を解かれた後も、
残された部下にその志を継いで行くことを強く望んでおられました。
その方との有難い出会い、ご縁があって現在の私があります。
仕事に悪戦苦闘しているとき、
今はお亡くなりになったその方を思い出すことがあります。
田坂塾長が仰られた
「優れたリーダーの志は亡くなった後にも引き継がれていく」とは、
このようなことなのかと。
果たして、私は極限まで努力したか(しているか)。
いや、まだやり尽くしていない。
如何なる組織、状況下にあっても、
終局的には未熟な自分が成長する人生の修行の場であると捉え、
今を生き切ることを続けていきたいと思います。
———————————————————-
いつ訪れるかわからない自らの死の瞬間を見つめ、
これに正対して、今を生き切る。
これこそが、田坂塾塾生としての心得であり、本分であると、
肚に落とした次第です。
仕事柄、日頃からリーダーシップについて話題にすることも多いのですが、
この心得を踏まえずにリーダーシップを語ることの浅薄さに改めて気づきました。
一方で、この心得を、自ら体現することなく
単なる知識として言葉にすることの危うさにも想い至り、
さらに背筋が伸びる次第です。
リーダーシップの意識と実践の進化は、
この国がさらにその可能性を拓くために
とても重要な1つの分野だと感じています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「塾長特別講話」は都内にて、塾生向けに開催いたします。
参加申し込みの詳細は、塾生の皆様へメールにてご案内させて頂きます。
年に数回の特別講話、限られたこの機会に、是非ご参加ください。
この「田坂塾」に入塾を希望される方は、下記URLより登録頂ければ幸いです。
(入塾費や会費は不要です)
http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/entry/
Q&A 「よくあるご質問」