これほど市場や社会の変化が激しい時代において、
マネジャーや経営者は、
いかにその変化にあわせて「戦略」を変えていくかを
考えなければなりません。
しかし、迅速かつ柔軟に「戦略」を変えていく力を身につけるためには、
まず、「戦略思考」を変えなければならないのです。
この本では、そうした視点から、
「抜去り」の戦略思考を「先回り」の戦略思考に改めること、
「山登り」の戦略思考を「波乗り」の戦略思考に改めることの
必要性について語っています。
すべては、「思考の方法」や「知のスタイル」を変えるところから始まるのです。
そして、それは、「知のパラダイム」を変えることとともに、
いま、我々に求められている大切なテーマなのです。
はじめに まず、戦略思考を変えよ
第1話 「抜去り」の戦略思考を捨て「先回り」の戦略思考を身につけよ
第2話 「市場に働く重力場」を見定め「その先の展開」を読め
第3話 「戦略の待機時間」を縮め「組織の耐久時間」を伸ばせ
第4話 「成功の鍵」を分析するのではなく「市場の理」を洞察せよ
第5話 「山登り」の戦略思考を捨て「波乗り」の戦略思考を身につけよ
第6話 「重層的な戦略」を準備し「戦略的反射神経」を鍛えよ
第7話 「戦略と戦術の垂直統合」を図り「戦略の創発プロセス」を促せ
第8話 「機械的なデザイン」を描くのではなく「生命的なビジョン」を語れ
おわりに 21世紀、戦略は最高のアートになる
40代 経営者・役員
いつも書籍や記事を楽しみにしています。
もう田坂さんに出会って4年経ちますが、
私の仕事、考え方にとても良い影響を与えていただいています。
これからも素晴らしい気づきをいただけること楽しみにしています。
30代 経営者・役員
著作は10冊ほど読ませていただきました。
思っていながら表現できないことを、
分かりやすく顕在化していただいた著作の数々。
小さい会社を経営しておりますが、
社員ともども学ばさせていただいております。
営業や企画などの戦術的なお話よりも、
仕事の思想など戦略的なお話に、今後も期待したいと思っております。
『営業力』『企画力』も読みましたが、
田坂さんの本領は、
戦略的なお話において発揮されると、一読者として感じております。
今後もご活躍に期待いたします。
30代 会社員
私は、都市計画・地域計画に関するコンサルタント業務に携わっています。
まさに、智恵の値打ちが企業利益の主要な源泉に直結する職業です。
弊社は、今、新しい時代に大きく飛躍するために、
GIS=地理情報システムを自社の社屋に併設して、
GIS分野での新たな市場開拓を進めています。
また、全社員一人ひとりが新しいビジネス分野の開拓者になるべく、
その方針を定めた「ビジネスプラン」を掲げ、その着実な取組みを進めています。
私は立場的に、こうした新しい取組みを推進する役割を担当していますが、
ビジネスプランを推進するための色々なアイデア・智恵・着想を、
田坂さんの本から得ているところが多いです。
大変だとは思いますが、今のペースを保って、
面白い、心に響く書を、どしどし世に送り出して下さい。
必ず購入させて頂きます。