究極の「楽天性」
リーダーに求められる究極の資質は、何か。
この問いに対して、昔から、
一つの答えが語られてきました。
楽天性。
リーダーは、いかなる悲観的な状況においても、
メンバーの誰よりも、楽天的でなければならない。
明るい側面を見る力を持たなければならない。
そう語られてきました。
では、楽天性とは、何か。
そのことを考えるとき、
かつて、ある経営者が、
会社の最大の危機において、
狼狽する部下に対して
一喝した一言を思い起こします。
命取られるわけじゃないだろう!
その瞬間、その場にいた部下全員が、
不思議に腹が据わり、勇気に満ちていく姿を見ました。
そして、
その経営者の姿から、大切なことを学びました。
究極の楽天性。
それは、必ず明るい未来がやってくると信じることではない。
いまこの瞬間、命が与えられている。
そのことの有難さに、気がついていることなのでしょう。
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