『田坂広志 21世紀の「知」を語る』
序 話 21世紀、人類の知は「七つの成熟」を遂げていく
第1話 人類の知 第1の成熟 「言語の知」から「暗黙の知」へ
第2話 人類の知 第2の成熟 「分析の知」から「統合の知」
第3話 人類の知 第3の成熟 「個人の知」から「集合の知」へ
第4話 人類の知 第4の成熟 「管理の知」から「創発の知」へ
第5話 人類の知 第5の成熟 「理論の知」から「行動の知」へ
第6話 人類の知 第6の成熟 「理性の知」から「感性の知」へ
第7話 人類の知 第7の成熟 「知能の知」から「知性の知」へ
本書によると,21世紀は,ずばり「知行合一」の時代ですね。
『最も大切なことは、「自らを行動に駆り立てる何か」を持つことであろう。
それは、ときに、自身の人生における痛苦な原体験であり、ときに、悲しみや苦しみの中にある他者への深い共感であり、ときに、現在の社会や組織の矛盾に対する強い憤りであろう。
もし、その「何か」を持ち、それを深く見つめるならば、我々は、失敗を恐れず「行動」に向う勇気を得る。 そして、生々しい現実と格闘する「行動」の中からこそ、豊かな「暗黙知」に支えられた、生命力に溢れた「理論」が生まれてくるのである。 そのことも、「知行合一」という言葉が、深く教えるものであろう。』(本文より)