『ガイアの思想 monologue』
「地球は一つの生命体である」というガイア思想の提唱者、
英国のジェームズ・ラヴロック博士や、
映画「ガイア・シンフォニー」の龍村仁監督らが出席し開催された、
ラウンドテーブルの記録『ガイアの思想』(1998年出版)より
著者の論文のみを収録した作品。
著者の思想の背景にある
存在論、宇宙論、生命論などの哲学が語られている。
「ガイア」の思想が、ただ地球をいきものとみる比喩では無かった、ということを自然に理解できる書です。30分程度で読める短い書の中で、ずっと難解だと思っていた科学の先端と哲学の最深が、あっさりと結び付けられて解説されている。ウィトゲンシュタイン、複雑系、自己組織化、などの難解と思っていた言葉の数々が、自然に解説されている。自身の思考の整理になる。30分程度で読めるので、何度も読んでかみしめている。