「地球は一つの生命体である」というガイア思想の提唱者、
英国のジェームズ・ラブロック博士や、
映画「ガイア・シンフォニー」の龍村仁監督らを
お招きして開催したラウンドテーブルの記録です。
コーディネータとしての私の発言や、
収録された論文「ガイアの思想」を読んで頂くと、
私の思想の背景にある
存在論、宇宙論、生命論などの哲学が
理解して頂けると思います。
ガイアと人間
ガイアと社会
ガイアと自然
ガイアの思想ほか
30代 会社員
私は現在、企業に勤めており、
環境社会貢献を推進する立場にいます。
持続可能な循環型社会の形成を進めるため、
社内外の方々の意識啓発を行っております。
田坂さんの言葉は、
現在の時の流れが大きくパラダイムシフトしている中で、
大いなる励ましの言葉に聞こえてきます。
移ろいゆく数千年の時代の中で、風雪に耐えながら、
時代の変転と価値を
現代の私達に伝えてくる古刹の凛のようでいて、
かつ慈愛に満ちた菩薩の笑みのように。
これからも言の葉を伝えていただきたいと願っております。
経営者・役員
昨日の朝日ネットワーク・ソリューション・セミナーに参加し、
講演を拝聴しました。
参加の動機は、田坂さんの講演が予定されていたからです。
この間、『複雑系の経営』『複雑系の知』
『暗黙知の経営』『ガイアの思想』『意思決定12の心得』
『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』と読み進むうちに、
不思議な体験をしました。
読みながら田坂さんの肉声を感じていることに気づいたのです。
直接お目にかかったこともなく、
声を聞いたこともないのに、です。
これまでも本を読んで内容に同意したり、
共感することは少なからずありましたが、
それとは違うのです。
そこで、実際に声と話を聞いてみようと思い、参加しました。
結果、読みながら聞こえていた声と同じ声が耳に届きました。
講演の冒頭でおっしゃっていた
「情報化、情報システムをめぐる論議には、人間論が抜けている。
人間がどう変わっていったらよいのかが大事」というご指摘は、
上記の田坂さんの著書を読み始めて、
これだと感じた問題意識そのものでした。
読み始めたきっかけは、「複雑系」でした。
その後何冊かの物理学者や経済学者の本を読みましたが、
「複雑系とは何か」は何となく判っても、
「では俺はどうしたら良いのだ。その考え方で何をしていくんだ」
というもやもやが消えませんでした。
それが『複雑系の知』を読んで、
変な表現ですがストーンと腑に落ちたのです。
初めてのメールで、とりとめもなく長くなってしまいました。
お時間を取らせて申し訳ありません。
ありがとうございました。
公務員
『複雑系の知』をはじめ、ご著書からは共鳴するメッセージが多く、
それらを咀嚼して、身の回りからパラダイム・シフトに取り組んでいます。
途上国援助の世界でも、持続的開発というフレーズとともに、
ここ数年、参加型開発というのが大きなムーブメントになっています。
これは先進国での「参加型まちづくり」というコンセプトも同根のものと言えましょう。
上に立つものが計画を作成して、それを強引に実施していくという
従来型のブループリント方式が見直され、
住民参加型によるプロセス重視の考え方にシフトしていると思います。
『ガイアの思想』も拝読させていただきました。
『こころの生態系』も楽しみなテーマです。
これは途上国も先進国もない、ひとりひとりのテーマですからね。
途上国の住民を一つの集団として見るのでなく、
一人ひとりのこころに届くような仕事ができればと考えています。
ますますのご活躍期待しております。