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著書

著書

『こころの生態系』

『こころの生態系』

出版社
講談社
出版日
2000年10月

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グレゴリー・ベイトソンの著作に
『精神の生態学』という本があります。
この著作に触発されて開催したシンポジウムが、
「こころの生態系をみつめて」です。

この本は、シンポジウムに出席した
河合隼雄、中沢新一、小林康夫の三氏と私の対談を含めて、
シンポジウムの記録として編集したものです。
河合隼雄氏との緊迫感溢れる対談、
中沢新一氏との哲学的対談などを楽しんでください。

これからは、企業のマネジャーにとっても、
職場のメンバーが生み出す
「こころの生態系」の変化を敏感に感じ取り、
その変化に細やかに対処する能力が求められる時代です。
ある意味で、それは、
マネジャーにセラピストとしての能力が
求められる時代であるともいえるのでしょう。

目次

第一章 「こころの問題」とは何か
第二章 日本人のこころが直面していること
第三章 いかにこころを再生させるか

評者からのメッセージ

  • カスタマーレビュー
    (アマゾン・ジャパン,2002年7月)
  • 書評
    (bk1,2000年8月)

読者からのメッセージ (本書のご感想を、ぜひともお寄せください。)

30代 会社員

私は現在、企業に勤めており、
環境社会貢献を推進する立場にいます。
持続可能な循環型社会の形成を進めるため、
社内外の方々の意識啓発を行っております。

田坂さんの言葉は、
現在の時の流れが大きくパラダイムシフトしている中で、
大いなる励ましの言葉に聞こえてきます。
移ろいゆく数千年の時代の中で、風雪に耐えながら、
時代の変転と価値を
現代の私達に伝えてくる古刹の凛のようでいて、
かつ慈愛に満ちた菩薩の笑みのように。
これからも言の葉を伝えていただきたいと願っております。

公務員

『複雑系の知』をはじめ、ご著書からは共鳴するメッセージが多く、
それらを咀嚼して、身の回りからパラダイム・シフトに取り組んでいます。

途上国援助の世界でも、持続的開発というフレーズとともに、
ここ数年、参加型開発というのが大きなムーブメントになっています。
これは先進国での「参加型まちづくり」というコンセプトも同根のものと言えましょう。
上に立つものが計画を作成して、それを強引に実施していくという
従来型のブループリント方式が見直され、
住民参加型によるプロセス重視の考え方にシフトしていると思います。

『ガイアの思想』も拝読させていただきました。
『こころの生態系』も楽しみなテーマです。
これは途上国も先進国もない、ひとりひとりのテーマですからね。
途上国の住民を一つの集団として見るのでなく、
一人ひとりのこころに届くような仕事ができればと考えています。
ますますのご活躍期待しております。

30代 会社員

思えば、4、5年前に『こころの生態系』に触れ、
私の人格形成において、少なからず影響を受けてきたような気がします。

河合隼雄氏の著作も数冊読みました。
それは、自分が担当する「内部監査」という業務と格闘している最中、
田坂さんの著作と再会したときに(全くの偶然、我はからいにあらずという感覚)、
いつのまにか志を持って仕事している自分を認識できたからです。
4年の間に祖父母、かけがえない友人と、親しい人3人を続けて亡くしたことが、
私に大きな影響を与えていることもあらためて強く感じました。

最近手にとった田坂さんの著作は、『仕事の報酬とは何か』でした。
非常に感銘を受け、続けて5冊を読みました。
そのことにより、成長の足跡の確認と、
仕事への更なる意欲が湧きました。
ありがとうございました。
今後も、他の著作やサイトを拝見し、
成長の糧の一つとしていきたいと想っています。

50代 会社員

精神的なバックボーンを持たなくなってしまった我々日本人は、
どこへ向かおうとしているのかと考えてきました。

神、天と言った人間を超えた「大いなるもの」の存在は
必ずしも必要ではないのかも知れませんが、
人として生かされていることに
気づかねばならない時に来ているように思える現在です。
これからも人としての心をもつことの大切さ考えていく、
ビジネスやマネジメントに関する著作を期待させて頂きます。

40代 会社員

田坂さんの著作を6〜8月まで、
貪るように、何かの救いを求めるように、
言葉にできないけれどタオのような何か本質的なものを感じられればと、
読ませていただきました。
今日この時間、縁を頂き参加させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

40代 会社員

現代とは、「人(動物)」が生きる、暮らす、成長すると言う原点であり、
かつ基本的価値の考え方と尺度が理解されていないのかも知れない。
このまま進んでしまったら、キラキラと輝く優しい目を持つ子供達が消えてしまう。

最近、現実的な恐怖を感じるのは、
私だけではないと思っているのだが、
一人の市民=個人に何ができ、しなくてはいけないのだろうか。
そういうことを、皆が日常的に参加し、ラフに話し、
環境を通じて人社会の軌道修正が進めばと思う。
人のための社会作り。
田坂さんの言動はこれからも必要だと感じています。

50代 会社員

ある企業の講演会で、田坂さんの話を初めて拝聴しました。
これはまったくの偶然の出会いでした。
判り易く、的確な、現状分析だけに留まらず、
さらに我々の進むべき方向を指し示された講演に感動して、
著作を初期、中期、現在の4冊を買い求め読ませていただきました。

私と同年代(1950年生まれ)の優れた頭脳から発信される言葉は、まさに言霊。
今まで何事につけシニカルに物事を見る癖のついている自分にとって、
このように素直に感動できるとは驚きでした。
最近は次世代に向けての言葉が多いようですが、
最大ボリュームを擁する団塊の世代向けの発信もおねがいします。

会社員

『こころの生態系』を読ませて頂き、たくさんの刺激をもらいました。

河合先生の「何もしないことに全力をあげる」は、
本当にそうだなぁと感じます。
時代状況はすべてにわたって、ありのままを否定して、
「こうあらねばならない」「そうならなかったら」とする
観念からの営みばかりです。
何かするとか、事を進めることによって
人類の幸福を招来させようとする考え方は、
多分21世紀には通用しなくなるでしょう。
むしろ、「今そのままでも良しとする」
「そのままを認められる」という考え方の革命が
求められているように見えます。

また、小林先生の「こころとは、自分と他人との間にある何か」との考察、
なるほどなぁと感じました。
それは、人と人とを元来一体に結び付けている
切っても切れない繋がりでしょうか。
人情のようなものでしょうか。

また、中沢先生の「他力系宣言」は、私も同調します。
見返りを求める観念から脱却するだけで、
自然から贈られ、もたらされる豊かな物心に驚かされます。

そして、田坂さんの言われる
「知性とは、答えのない問いを問い続ける力」は、
本当にどこまでも「本当はどうか」と本質を探っていける科学的態度が
これほど求められる時代はないと考えています。

以上、感じたままを述べてみました。
ありがとうございました。

読者

初めてお話を伺い、
もやもやに光が射して腹に落ちたような感覚を頂いて以来、
ご著書の追っかけをしています。

特に、『こころの生態系』 に改めて感銘しました。
多角的かつ、具体的な伝導を矢継ぎ早にされておられ、
それぞれ詩的にもそよ風のようなすっきりカオス感?が高まってます。
答えのない問いを問い続けられる、
現時点での重い集大成版を心待ちにしております。

40代 団体職員

経営の論者だと思っていたのですが、
世界観や人間の内面についてまで深く思索されているので、
興味を持ちました。

私は、福祉の仕事に関わっており、
在宅での援助を行うヘルパーさん達の
仕事に対する意欲を高めていくことの難しさを感じています。
介護報酬という基準によって、支払うことのできる報酬は限られており、
その仕事は利用者に感謝される場面が少ないのが現実です。

自分の仕事に対して目標を持って、
それをきちんと評価してあげるという当り前のことが、
十分できていない組織を少しでも変えていけると良いと思い、
ご著書を参考にさせていただいています。

会社員

メンバーの成長を願い、
共に目標達成を目指した結果、挫折を味わいました。
職場のみでなく、これまでの家庭生活における自分の行動を振り返り、
何か縋るものを捜している中で、
田坂さんのホームページに行き着きました。

『こころの生態系』の第六章「こころの苦しみ」「精神の深み」で書かれている
「メンバーが苦境にあるときに・・・自ら苦しみと正対すること・・・」の部分で、
まさしく自分のマネジメントのスタイルが、
「待てずに形を繕うことで満足していた」こと。
そんな自分をメンバーがどのように観ていたかが、よくわかりました。

併せて、田坂さんが『営業力』で触れている「顧客の心を操縦する」ことを、
メンバーに対して行っていた自分にも気付きました。

翻って、自分が落ち込んでいるときに、
「周囲から声を掛けてもらいたい」と思っていることが、
周囲に甘え、自分の問題との正対を避けていること。
それは、これまでの自分の生き方のスタンスであったと、
おぼろげながら気付いていたことを、解り易く説いていただけました。
感想に程遠い内容ですが、ご容赦ください。

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