現代の高度に発達した情報社会において、
企業とは最も高度な「複雑系」に他なりません。
それゆえ、この企業をマネジメントするために経営者に求められるのは、
「複雑系の知」とでも呼ぶべき、高度な智恵です。
しかし、優れた経営者は、
日々のマネジメントにおける実践を通じて、
すでに、その智恵を体得しています。
この本では、その智恵を、
「全体性の知」「創発性の知」
「共鳴場の知」「共鳴力の知」
「共進化の知」「超進化の知」
「一回性の知」と呼ばれる
「七つの知」として語っています。
従って、この本は、最先端科学の「複雑系理論」を
経営に適用しようとしたものではありません。
試みたことは、その逆です。
古くから経営の世界にある智恵によって、
現代の最先端のキーワードである「複雑系」を読み解こうとしたものです。
1 「複雑系の知」から経営者への七つのメッセージ
(「複雑系の知」の誕生、
「分析」はできない、全体を「洞察」せよ、
「設計・管理」をするな、「自己組織化」を促せ、
「情報共有」ではない、「情報共鳴」を生み出せ、
「組織の総合力」ではない、 「個人の共鳴力」である ほか)
2 生命論パラダイム
(グローバル・プロブレム、
フロンティア・プロブレム、
求められる「知のパラダイム」の転換、
「機械論パラダイム」の限界、
「生命論パラダイム」における視点の転換、
二一世紀の知の潮流 生命論パラダイム)
[…] 参考書:複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫) 文庫 – 2000/5/1参考2:未来からの風 -田坂広志 公式サイト[…]
経営者・役員
昨日の朝日ネットワーク・ソリューション・セミナーに参加し、
講演を拝聴しました。
参加の動機は、田坂さんの講演が予定されていたからです。
この間、『複雑系の経営』『複雑系の知』
『暗黙知の経営』『ガイアの思想』『意思決定12の心得』
『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』と読み進むうちに、
不思議な体験をしました。
読みながら田坂さんの肉声を感じていることに気づいたのです。
直接お目にかかったこともなく、
声を聞いたこともないのに、です。
これまでも本を読んで内容に同意したり、
共感することは少なからずありましたが、
それとは違うのです。
そこで、実際に声と話を聞いてみようと思い、参加しました。
結果、読みながら聞こえていた声と同じ声が耳に届きました。
講演の冒頭でおっしゃっていた
「情報化、情報システムをめぐる論議には、人間論が抜けている。
人間がどう変わっていったらよいのかが大事」というご指摘は、
上記の田坂さんの著書を読み始めて、
これだと感じた問題意識そのものでした。
読み始めたきっかけは、「複雑系」でした。
その後何冊かの物理学者や経済学者の本を読みましたが、
「複雑系とは何か」は何となく判っても、
「では俺はどうしたら良いのだ。その考え方で何をしていくんだ」
というもやもやが消えませんでした。
それが『複雑系の知』を読んで、
変な表現ですがストーンと腑に落ちたのです。
初めてのメールで、とりとめもなく長くなってしまいました。
お時間を取らせて申し訳ありません。
ありがとうございました。
会社員
『複雑系の経営』『複雑系の知』を拝読しました。
私は、この2冊の本を読んで、今「癒しの予感」を感じています。
しかも宗教のような「他者依存」に基づく癒しではなく、
「自己治癒能力」の高まりによる主体的な癒しです。
「荒野」(この「荒野」にこそ、耕すべき場所があると確信します)ともいうべき、
複雑系の世界観を受け容れる覚悟と、機会を与え、
そして、今を生きることに専心するという主体的な「癒し」の示唆与えてくれた。
この2冊の本と、それを世に送り出した田坂さんに
改めて、感謝と尊敬の意を表します。
50代 読者
複雑系に関する著書を集中的に拝読しています。
何回も読み直しています。
奥が深く、体験していないことが多く、
今後も大いに参画していきたいと思います。
40代 専門職
複雑系や自己組織化について思いをはせることは、
なんだか老子の「タオ」を感じることのように、私には思えます。
さて、「タオ」を感じつつ、生きるにはどうしたらいいでしょうか・・・。
40代 会社員
以前から、田坂さんの著作だけでなく、全体的な「生き方」、
失礼でなければ「生き様」のようなものにレゾナンスを感じておりました。
もっと、どっぷり浸からせていただこうかと思っています、
自分を見失いそうになる会社生活のなかで、
もう一度、確かな自分らしさを取り戻すために。
30代 会社員
今回の講演では、
何よりも田坂さんの「言霊」の強さに感動させられました。
そういう意味で「情報共鳴力」というポイントに意を新たにしました。
感情のパワーと、それを上手く動員できる能力が、
これからのマネジャーには重要なスキルとなってくるんだと思います。
田坂さんが最初にいった、
「部分ではなく全体として流れるものを感じてほしい」という点、
「大局観」「運・勘」「分析不能性」「計画無効性」
「分割不能性」「法則無効性」「予測不能性」といったところから、
田坂さんは形式知のみでの経営の限界を言っているのだと感じました。
「効率化」というテーマのもと、欧米式の形式知偏重の仕事の仕方に重きを置いてきましたが、
この新たな(しかし東洋古来のものでもある)視点で見直したいと考えます。
私の今の最大のテーマは、自分自身の成長です。
何故なら自分自身の成長だけが、
私と私が属する組織の成功の糧になると強く信じるからです。
田坂さんの講演に触発され共鳴した私の感情のパワーを是非維持し続けて、
素晴らしい部下が「育つ」ボスを目指したいと思います。
私のような若手(34才)が、
この複雑な環境下で戦略を体現できる人材に成長するには、
他を知り、その中から自分独自の拠り所となる視点を得る事が重要と考えています。
(それなくして大局観など生まれない!)
純血主義はややもすると視点の狭い人間の培養にしかなりません。
企業には、極論すれば、優秀な人材を転職させ、
そして再度彼(女)らを雇うという、
まさにパラダイムというか価値観のジャンプが必要だと感じています。
今度機会があれば、是非田坂さんの人材育成のお考え、
それも育てる観点ではなく、「育つ」という視点でのご意見を聞ければと思います。
再度、与えて下さったインピレーションに御礼申し上げたいと思います。
有り難うございました。
50代 会社員
「仕事への取り組み方」「生き方」を学びたく、参加させて頂きます。
『複雑系の経営』『創発型ミドルの時代』の目次を書斎に貼り、
「迷い」が出た時に、本の中身を思い出し
「判断の基準」とさせてもらっています。
60代 年金生活者
田坂さんの名前を知ったのは著書『複雑系の経営』からで、
よくポイントを捉えた分り易い説明に惹かれました。
その後もビジネス関連のいくつかの著作を通して、
多くの示唆をいただく事ができました。
このサイトを知ったのは、『なぜ、働くのか』の新聞告知からでしたが、
田坂さんがビジネス以外に何気ないテーマに独自の視点で深く思索された成果に接し、
これまでとは違った印象を持ちました。
2年前からビジネスをリタイアしており、
自分の関心領域も随分変化してきたことを感じる昨今です。
60代 経営者・役員
『なぜマネジメントが壁に突き当たるのか』
『複雑系の経営』『暗黙知の経営』などの著作を拝読し、
また今晩、「なぜ我々は志を立てるのか」の講演を感銘深く拝聴しました。
「志はその人の人生観に基づく」
「人生の意味を求める人に生まれる」
など多くの気づきを頂きました。
私自身は齢60近くになり、
ようやく自分の死を意識しだした「遅れた」人間ですが、
亡くなった両親の生き方が常に心に残っています。
2人とも全く平凡な親で、
農業に従事し朝から夜までひたすら働き家族を養ってきました。
特に昭和20年代、30年代は厳しい状態でした。
生きている間何の趣味ももたず、
人生など考えることもなく、志もなく(少なくとも人に話すこともなく)、
晩年は寝たきりになり、数年前に死んでいきました。
しかし、私には、その存在、生き方を評価できるという強い気持ちがあります。
20代 会社員
人間塾へ、しっかりと足を踏み入れる期間に入りました。
ともに「生」を歩みたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
40代 経営者・役員
『複雑系の経営』『仕事の思想』は、
当社の課題図書とさせていただいております。
こんなに線を引き、欄外にメモしながら書籍を読んだのは初めてです。
ぜひ一度、私どもの勉強会に講師としてお越しいただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
会社員
私は当社で全国のSVに指導ノウハウを共有する立場の者です。
私は一田坂ファンで、
『複雑系の経営』を読んで以来、すっかり考え方の影響を受けてしまいました。
その後、相対性理論にまで興味をもってしまいました。
2週間くらい前の『週刊ダイヤモンド』に田坂さんの対談の記事が載っていて、
思わず課内で回覧してしまいました。
今、一番旬の言葉は、私の中では「価値観の共鳴」です。
「人間はやっぱり自分のしたい事を好きでやっている時が一番楽しい」
という心理を非常に端的に表現している言葉だからです。
9月に新大阪のブックストア談さんに行ってきました。
ビジネス書の棚に一段、
田坂さんの本のコーナーがありました。
一段すべて使用して、面陳列されていました。
恐らくお店の方が 『こころのマネジメント』の関連作として、展開したのだと思います。
その中で『意志決定 12の心得』を見つけ、すぐに買ってしまいました。
『複雑系の経営』は大変大変面白かったのですが、
私にとっては言葉が難しく、読むのに時間がかかってしまいましたが、
本書は2日で読み終えてしまうほど、わかり易かったです。
内容は複雑であるように一見感じますが、
内容が非常にポイントを絞ってあったのですんなり理解できました。
50代 経営者・役員
昨年まで企業の役員として、
組織のリーダー及びトップの補佐役を30年間勤めてまいりました。
思うところがあり昨年退職致しました。
2年程前に書店で『暗黙知の経営』と出会い、
以降書店では必ずご著書を探すようになりました。
現在、私は小さな会社を任され、経営者として会社を運営しております。
最近では経営者として、『複雑系の経営』『暗黙知の経営』を読み返しています。
また、『経営者が語るべき「言霊」とは何か』では、
胸を締め付けられる思いと同時に目頭が熱くなってきました。
いかなる人物が語るか。
今私は、若い社員に語っています。
しかし、迷いがある事も事実です。
ご著書を読んで、幾つかの迷いが少し解けてきました。
志は後継者に繋ぐもの。
私の志を若い人に繋ぎ、
その志は私の肉体が朽ち果てても、
企業の中に永遠に引き継がれる。
この事を私がこの会社のリーダーとして前進していく、
目的にしようと決意しています。
これからも、我々リーダーに熱いメッセージを送り続けてください。
ありがとうございました。
60代 経営者・役員
何気なく本屋で『複雑系の経営』を買って拝見し、
すっかりファンになりました。
今までの「理論」に関するとらわれが、
洗い流される思いがいたしました。
そこで、『イントラネット経営』『複雑系の知』を取り寄せて、全部拝見しました。
ノーツのスゴイ威力を体験しています。
お考えの「骨太さ」と、人に対する「やさしさ」を感じます。
私は、1941年生まれで、
年商700億円の小売業の社長をやっています。
講演がございましたら、お話をお聴きしたいと思っています。
ご参考までに社内メッセージをお送りします。
社長メッセージ。
以下、著者は言っています。
イントラネット=「情報受発信システム」+「情報共有システム」+「協働作業システム」。
イントラネット=「敏感に環境を感受する能力」+「迅速に意志を決定する能力」+「柔軟に組織を変容する能力」。
イントラネットを語ることによって、イントラネットを語ることは出来ない。
今イントラネットがブームである。
ビジネスの世界において、一つのキーワードがブームになる背景には、
必ず、経営現場のニーズがある。
イントラネットを語ることは、企業進化のビジョンを語ることであり、
企業進化のビジョンを語ることなく、イントラネットを語ることは出来ない。
経営現場を語ることによって、イントラネットを語り、
イントラネットを語ることによって、企業進化を語りたい。
私は、この著者に大変感銘を受け、深く共鳴しました。
この考え方で進んでいきたいと思っています。
私は、何回も読んで味わっています。
これは、知識の本ではなく味わう本です。
諸君にも、ぜひお薦めしたいと思いました。
50代 経営者・役員
ご著書に出会い、私の経営戦略が大きく変ったように思います。
特に「複雑系」の考え方に接して、大きな変化点になったと思います。
また、「複雑系」を参考にしながら、
経営者仲間10社でソリューションサービスサイトを立ち上げ、
好評を得て様々な媒体でも紹介されました。
私は毎月、全社員に対して自分の読んだ本の中で、
良かったと思うもの、社員の人たちに是非読んで欲しいと思うものを
「今月の推薦本」として紹介しています。
今までに紹介したご著書は、
『仕事の思想』『創発型ミドルの時代』『意思決定 12の心得』などです。
これからも、紹介をしていきたいと思っております。
40代 経営者・役員
九州で居酒屋を経営しているものです。
『仕事の思想』『複雑系の経営』
『こころのマネジメント』『仕事の報酬とは何か』を読ませて頂きました。
とても読みやすく、「なるほど」と感心させられることも多く、
何度かは涙をためながら読ませて頂きました。
また、ホームページを覗きますと、
あふれるほどの知的な言霊が舞っておりました。
感動、感動の体験をさせて頂きました。
ありがとうございます。
今後とも、拝見させて頂きたいと思っております。
先生のますますのご活躍、心より祈念申し上げます。感謝。
経営者・役員
私は、総合商社系の小さなソフト会社の経営をしているものです。
以前、田坂さんの『複雑系の経営』のお話をお聞きしたときは、
胸がときめく位に感動致しました。
やや抽象的ではありましたが、
経営体を複雑系とみなすことにより、
今までモヤモヤしていた事に対し
(例えば人事や組織・機構のあり方等々良く悩むものです)、
何か解にであったような感覚がフッと脳裏をかすめました。
しかし、今回はどちらかといえば、既に常識的に語られていることが多く、
意外性をもとめていた私にとって、少々、期待に反する部分がありました。
ご指摘の7つは、特段の発想の転換ではないと、
経営の現場で細々と生きているわたしは感じた次第です。
失礼を申し上げました。
ご本はかなり読ませて頂いております。
会社員
昨日、『意思決定 12の心得』を書店店頭で手に取り、
さっそく読ませていただきました。
私は投資信託会社でファンドマネジャーとして勤務しております。
一般的な「マネジャー」とはずいぶん異なりますが、
投資意思決定者として日々「不確実性下の意思決定」を行い、
後輩の指導に当たっている身です。
非常に共感、共鳴する点、
また身につまされる点が多く、参考になりました。
感ずるところがあり、
昨日から田坂さんの本はとりあえず手に入れられるだけそろえ、
眼を通させていただいています。
『複雑系の知』『暗黙知の経営』
『複雑系の経営』『智融業の時代』
『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』『金融業の進化 10の戦略思考』は、
以前から社内の友人と、ディスカッションの題材とさせていただいております。
私は経済学部出身ですが、
ポランニーはすこしだけかじり、
エリクソンやヘイリーの戦略的心理療法は興味から読んでいました。
複雑系の議論との融合は、非常に示唆されるものがあります。
会社員
本日のセミナーで、田坂さんのお話を聞かせていただいたものです。
感想を一言だけお伝えしたくてメールしました。
久々に感動しました。
かなりの刺激を受けました。
興奮して鳥肌が立ちました。
人の話を聞いて目から鱗が落ちたのは、
アタッカーズスクールで大前研一さんのお話を聞いたとき以来でした。
本は少し分かりにくくもありましたが、
セミナーでの田坂さんのお話は、
魂がこもっていて、頭の中にどんどん入ってきました。
本当に、感動をありがとうございました。
会社員
本日のご講演を拝聴致しまして、
田坂先生の著書を読ませていただいている一読者としましては、
なかなか興味深い論点が多くあったと思います。
交流会の席でもお話いたしましたが、
複雑系とインターネットを同時に論じておられるのは、
田坂さんを除きまして、あまり記憶にありません。
インターネットのもたらす革命的な時代が、
複雑系によって考えられる将来的な時代とどのように絡まっていくのか。
また、日本人固有の東洋思想とデカルト的パラダイムが、
どのように関連していくのかなど、
いろいろとお聞かせいただきたい点があったのですが、
残念ながら時間がなくて、お聞きできませんでした。
ナレッジ・マネジャーと創発型のマネージャーの関係については、
少しお聞かせいただきました。
しかし、小生のキャリアを踏まえての質問がもう一つありまして、
ご回答いただければ幸いです。
各企業の中を取り持つ「仲人」というか、
「世話焼き婆さん」的な役割を果たすのが一つのビジネスになってきている、
という考え方があると思います。
事実、ビジネスとして成り立つという状況にあると思います。
これは、かつて総合商社が、
「オーガナイザー機能」と呼んでいた機能に当たると思います。
商社の各部をとりまとめて、
プロジェクトチームを編成し、その事業に取り組むというものです。
今日的な話での個人ベースの話にするとすれば、
バーチャルカンパニーの概念が、これに該当するのでしょう。
ネットワーク社会では、人的ネツトワーク、
または人脈の活性化を図るための仕組みを考えるような機能を果たすプレイヤーが、
今後ますます必要になると小生は思います。
この点、田坂さんはどのようにお考えになるのかをお教えいただければ幸いです。
20代 専門職
田坂さんのお話は、すごく引き寄せられる雰囲気があります。
それは、簡単な言葉で世の中の問題の
深いところをついているからかもしれません。
ご出身がサイエンスの分野であるのに、
言葉は、アートなところがまたいいです。
これまでの人があまりふれなかった科学と宗教の問題を
「どちらとも大切なんだ」といった感じで説かれているところが、
これからの時代にフィットしている気がしてなりません。
それは、田坂さんの興味の対象が、
さまざまな分野に及んでいるからだと思います。
どんなことにも興味を示される姿勢がすごいなと思います。
会社員
早稲田大学での講演を大変興味深く聞かせていただきました。
特に、個人の共鳴力、
アントレプレナーシップとイントレプレナーシップの話はおもしろかったです。
私も複雑系の本は、何冊か読んだのですが、
やっと自分との関わりがわかった気がします。
私も現在、企業の中にあり、
事業部戦略と組織横断的なプロジェクトを担当しております。
若い時から、コンサルタントを志向しており、
企業内での経験を生かして、いずれ独立することを考えております。
それでは、より一層のご活躍をお祈りいたします。
会社員
先日はお忙しい中、
当社の役員研修会でご講演を頂き、有り難うございました。
事前に御著『複雑系の経営』を拝見しましたが、
難解で良く分かりませんでした。
御講演を伺って良く理解出来ましたし、また同感する所が多かった思いです。
これまで大部分の経営者は、
過去の多年に亘る理論と経験を基にした洞察力により、
経営の重要事項を決断してきたと思います。
しかし、その過去の理論と経験が通用しなくなってきた時代を前にして、
悩んでいるのが実状だと思います。
この時期に大変貴重な御講演を有り難うございました。
20代 学生
昔読んだ『MBA100人が選ぶベスト経営書』で、
田坂先生が最も印象が深かったです。
先日『複雑系の経営』を読み、大変に新たな視点をいただきまして、
その影響で東北大学医学部の教授にお願いして、
脳の講義を聞きに行ってまいりました。
今は自然科学の世界の視点からの経営学が、楽しくて仕方がありません。
僕は現在、大学でコミュニケーションとファイナンスを学んでおり、
4月から修士課程に進学します。
研究テーマは人間の判断の問題(意思決定におけるバイアス)をあつかう予定でおります。
自己紹介では「趣味が経営学ヒト系」と言うほど、人間の内面に興味があります。
50代 会社員
数々の著書を興味深く愛読させて頂いております。
生命論的思考に大いに共鳴するものです。
『複雑系の経営』には、特に感銘を受けました。
この世界は千変万化、まさに一寸先は闇ですね。
会社員
ご講演を聞かせて頂きました。
解剖した魚の喩えや「経営はアートである」という主張に多々共感を覚えました。
オープンシステム(少し古いですが)が登場した時に、
「これをテクニカルマターとして捉える企業は、
その本質を理解せずに対応ができない」と感じました。
オープンシステムの本質は、そのマインドにあると感じた訳です。
つまり、企業がオープンな姿勢で提携し、
市場のパイを増やすことが大切だということです。
その流れがズーッと続いて、競争と共生が時代をドライブしているように感じます。
会社員
『複雑系の経営』で目から鱗の落ちる思いをして以来、
「風の便り」など、田坂さんの出されるものは、常に参考にするようにしています。
会社員
「未来を予測する最良の方法は、未来を発明することである」は、
ちょうど弊社の次期経営計画を自分なりに策定している最中に目にしました。
その手法として、経営環境の今後5年間くらいの予測をたて、
それに対応する形で当社の事業領域の策定をしておりました。
しかし、今の時代からすると5年先も大変不確定であり、
そんな先まで環境の予測をし、経営資源を設計していては、
あまりにお粗末であるということに気付きました。
また、「複雑系の研究(というより理解)が一番進んでいるのは経営の分野である。
それは地域的には西洋でなく東洋である」という通説と逆の言及には、
確かにそうかもしれないと共鳴いたしました。
以前アメリカの友人が
「今、世界の中で起き、そして今後起きるであろう問題を解決するひとつの鍵は、
東洋思想であると信じている。だから、自分は日本について勉強している」
と言っていたのを思い出します。
会社員
私は「人を育てることは、自分が成長すること」と思い、
研修を担当しています。
新人には、少しずつ段階を追って教えるのではなく、
銀行員として登る先、ビジョン、目標を持ってもらいたい。
また、お話をお伺いして、
この金融機関の大変革の時に修羅場、地獄を避けることなく、
より多くの体験に挑戦して自分を高め、
また人との出会いを大切にして、
「直観力」をすこしでも養うよう努力して行きたいと思います。
有り難うございました。
経営者・役員
個人やチームの自律的な創意工夫を引き出す人材マネジメントが求められる中で、
その環境作りを個人のパラダイムシフトから啓発していこうと、
毎月全国でセミナーを開催しております。
田坂さんの著書には心から共鳴する部分が多く、
本当に多くの事を学ばせて頂いた次第です。
日本が昏迷の時代に入り、
ますます自分のスタンディングポジションが問われる今日、
「組織に依存する個人」よりも
「ビジョンを持ち自律する個人」による
真のリーダーシップが求められているように痛切に感じております。
組織でしか何もできなかった国から、
個人が考えて、学び、自律を求められる、
真の生き甲斐のある国へと大転換が求められているようです。
時代の空気は、薄学な私でも肌で感じる事ができます。
わたしの仕事を通じた自己実現は、
「次の世代の子供たちに、いい世の中を残すこと」です。
その具体的なビジョンを示す方向性が、
ご著書を何度も読み返すことで明確になりつつあります。
「言霊」「人間との格闘」「自己組織化」「アート」 など、
多くの人に直接的にも間接的にも、
その事を伝えていきたいと思ってます。
専門職
この本を読んだきっかけは、「複雑系」に興味があったのではなく、
日経新聞の記事「中間管理職のネット化攻略法」を読んで以来、
「田坂広志さん」個人に関心を持ったからでした。
パソコンやネットについて、
使い手である人間の視点から的確に書かれていて、
その感性に共感を覚えました。
田坂さんの著書を探していたところ、新聞広告でこの本の出版を知り、
地方なものですから書店に取り寄せをお願いして読んだところです。
「複雑系」という言葉に「知」が騒ぎました。
自分自身の勉強不足も感じました。
新聞の記事には分かりやすく書かれていたのですが、
正直この本は難解でした。
しかし、「複雑系」という言葉も、関連書籍を読んだり、
インターネットで検索したり、博学な友人から教えてもらったりして、
少しずつですが分かってきました。
田坂さんが使われている言葉。
物理学用語、哲学用語、経営用語については、
『イミダス』を見たりして自分なりに悪戦苦闘しております。
書いておられるように、
この宇宙、地球、自然、社会、市場、企業は複雑系です。
今までそんなこと考えてもなかったのですが、
いろいろと自分なりに勉強していくと、この世界は非一様性だらけで、
従来の科学では解明できない事象の多いことが分かりましたし、
それにチャレンジしている科学者が多いことも分かりました。
そして、いち早く経営の視点から洞察された田坂さんには、
畏敬の念をも抱きました。
確かに、経営は人との格闘です。
何を考えているか分からない人間集団を
どのように方向付けし、舵を取っていくか。
価値観、家庭環境、教育レベル、感情、
社外での交友、野心、同僚同士の牽制、仕事への取り組み等々。
個性があるし、見えるようで見えない。
人間は複雑系の社会にどっぷりと漬かっているのにもかかわらず、
その複雑性の故に、安易な宗教的教義や検証不能の言語操作のみによる
訳の分からない哲学にすがって、不安の解消をしている現象もあります。
私は、経営者ではありません。
いずれはその立場につく、地方の会計事務所の勤務公認会計士です。
総勢16名の会計事務所ですが、
毎日の朝礼では何かを話すことに努めています。
この本を読む前からよく言っていることは、
「自分の行動に色をつけるのは自分しかいない」
「自分の幸せのために働いているのだ」等々。
田坂さんの言葉である「個の自発性」を強調してきました。
そして、良い「企業風土」を醸成することを。
田坂さんは、もっぱら大企業を相手にされ、
また最先端事象の変革作用を見据えておられます。
地方の零細企業は対象外でしょうが、
会計監査のクライアントの社長には、この本を薦めました。
私なりに経営者の方に、「発想転換」の必要性を訴えたいという思いです。
会社員
田坂さんのご講演を拝聴し、いたく感銘いたしました。
田坂さんのようなITの最先端におられる方のお話なら、
さぞかし横文字の多いお話であろうと思っておりましたが、
実際は我々信用金庫人にとって非常に参考になるご講演でした。
今後、都市銀行などが、
どんどん効率化のためのIT化を進めていく時代に、
我々もややもすれば、忘れてしまいそうになる
中小企業専門金融機関の使命を再確認できました。
特に「ハイテク時代のローテク」「理」「脚下照顧」という言葉は、
一生忘れない言葉となりました。
本当にありがとうございました。
私は小さな信用金庫で、シンクタンクの仕事をしております。
今回のお話の一部でも中小企業の皆さんに紹介させていただき、
元気をつけていただきたいと考えております。
ありがとうございました。
会社員
先般のシンポジウムに参加の機会を得て、
ご講演を拝聴させて頂きました。
小生は54歳の平凡なサラリーマンです。
先般のご講演にいたく感銘を受けました。
それまで私は、人間が行動を起こすのは、
その人の内奥に在る価値観、
即ち遺伝的或いは生理的な欲求等の人間の本質的欲求を含め、
後天的に学習したり刷り込まれたりして身に付けた倫理観などの
基本的価値観によると考えていました。
そのこと自体に異論を差し挟む人は少ないと思いますが、
それだけでは自ら危険を顧みずに渦中に飛び込んだり、
敢えて損をするかもしれない火中の栗を拾う勇気が、何処から湧いて来るのか。
逆に言えば、どうすれば不安に打ち勝つこと、
怖じ気づく者に勇気を与えることができるのかが、謎となっていました。
田坂さんのお話が、この疑問に大いに参考になるヒントを示してくれたと思います。
折角の貴重なお話を私一人のものにしておくのは、宝の持ち腐れになり兼ねませんので、
早速、聴講メモにまとめて関係者に配信しようと思いました。
すでに一部、知人友人にも配りました。
50代 経営者・役員
田坂さんの迫力ある講演を聴かせて頂きました。
これまでも著書を数冊読まさせて頂いています。
中小企業ながら会社の経営を任されている以上、
責任感を持って良い会社に変えていきたいと日夜奮闘しております。
ご講演内容は多いに励みとなっております。
会社員
仲間と複雑系の勉強を始めました。
そこで何か教科書的な本を探していましたが、
田坂さんの『複雑系の経営』を選んで勉強を始めました。
理由は、全員何より7つの知に感銘したからです。
その他、各人が独自に複雑系に関する情報を色々と勉強している次第です。
この仲間は、同じ会社のメンバーです。
一章ずつ、議論しながら進めようと思っております。
その中で疑問点等について、
著者である田坂さんに率直に聞いてみようということになり、
私が代表でお聞きすることにしました。
トンチンカンな質問をしているのかも知れませんが、ご容赦ください。
さっそくですが第1章で、
「分割すると、大切な何かが失われる」というのは、
なるほどそうだという感じがしました。
しかし、37ページの
「複雑系の知が明らかに・・・深淵な事実である」
という表現に抵抗を感じました。
と言いますのは、深淵な事実であると考えられる事例なり、
この考えに至った考え方が、なぜかすっきりしないのです。
勉強不足で申し訳ありませんが、ご教授願えれば幸いです。
もう一つ、「洞察」の復活を言われていますが、
確かに「仮想体験」でこの力を養える可能性はありますが、
どこまで養えるか少し疑問視しています。
ある特殊なもの(月面着陸等)は整備されつつありますが、
経営の分野ではどうでしょうか。
そのような仮想体験の例があれば教えてください。
突然、メールで不躾だとは思いましたが、
ご理解いただけたらと思います。
40代 会社員
研究開発グループのマネージャーです。
最近、複雑系の経営や経済に興味を持って集中的に読んでいます。
特に、集中制御型大型CPから
分散ネットワーク型CPのアナロジーでマネジメントを考えています。
会社員
営業コンサルティングの仕事をしている29才のサラリーマンです。
このたび、『複雑系の経営』を読ませていただきました。
自分としても大変興味のあるテーマであり、
たくさんの示唆を受けましたので、メールを送らせていただきました。
「暗黙知」はもちろん、「身体性の知」「自己組織性」
「散逸構造論」「ポジティブ・フィードバック」と盛り沢山の内容ですが、
単なる解説書でなく、経営の実践的な知に満ちており、
とても面白く読ませてもらいました。
「経営の世界に古くからある智恵によって、
現在の複雑系というキーワードを読み解こうとした試み」は、
十分成功していると感じます。
ただ、最初の1章のキーワードである「身体性の知」が、
少々分かりにくかったのが残念です。
田坂さんもまえがきで書かれているように、
「その現実との格闘の中で身体化した智恵を、
生命力溢れる言葉にして語らなければならない」ことが焦点だと思います。
このあたりは身体性の知というものをクローズアップするよりも、
野中郁次郎氏が『知識創造企業』で書かれているような、
暗黙知と形式知の相互作用のイメージがぴったりくると思います。
また、「トップダウン」対「ボトムアップ」では、
今井賢一氏が『資本主義のシステム間競争』で書かれている「ミクロ/マクロループ」が、
「共進化」をうまく表わしていると思いました。
それはさておき、本書は
現代の経営を考える共通の「場」になる可能性を秘めています。
ぜひ、経営者に「知」を語ってもらいたいものです。
ますますのご活躍をお祈りいたします。
会社員
田坂さんの複雑系関連の本を愛読している者です。
読む度に、造詣の深さに感心させられています。
この世界は、我々日本人には理解でき易いのですが、
さて、一般のアメリカ人には、どう映るのかは興味があるところです。
田坂さんの言われる複雑系の世界が、
ビジネスの世界で大きな影響力を与える時代になった時、
また日本人が大きな役割・貢献を果たすことになるのかも知れません。
現在は、従来の日本のやり方が、否定状態にありますが。
これからも、田坂さんの造詣を少しでも嗅ぐことができれば、幸せです。
もし、セミナー等を計画されておられるならば、
是非聴きたいと思いますので、お知らせいただくとありがたいと思います。
会社員
『複雑系の経営』を拝読しました。
正直な気持ち、読後の感想は感無量です。
思わず、学生時代に購入したプリゴジン、ヤンツ、ポランニーを見上げ、
しばし感慨にふけっておりました。
やっと、ここまで世界の本質(成り立ち)を正確に描写できうる人が現れたかと。
しかしながら、感慨にふけっている余裕は、それほどないかもしれません。
ふと我に返れば、世界の破綻のスピードは、
複雑系の概念の出現の速さに比例して、差し迫っていると言えるでしょうから。
このような現状の中で、現在の世界における「ゆらぎ」を意識的に増大させ、
「自己組織化」を促進する具体的な方法には、
どのようなものがあると田坂さんはお考えになっていらっしゃいますか。
生命論パラダイムは、現時点では
まだまだ危険な要素をはらんでしまっているとも言えますが・・・。
今の時点で、誰かがその具体的な方法に関して真剣に討議を開始するようでないと、
我々の未来はより厳しいものになるという予感がしています。
恐らくは我々に残されている時間的猶予もそれほど長くはないでしょう。
40代 会社員
書店で『複雑系の経営』を手に取ったことが、初めての出会いでした。
考え方に非常に共鳴いたしました。
以来、折に触れ書籍など読ませていただいております。
会社員
突然で失礼ですが、一般に言う「直観」とは存在するのでしょうか。
一般に「直観」と呼ばれているものは、
経験を含む知識から導き出されている、
当事者にとっての最善の選択であり、
脳による思惟行為を意識が認識できていないだけではないでしょうか。
つまり、通常の意思決定と同じではないのでしょうか。
今回の講演で、訓練により「直観力」を向上できるなど、
言葉の端々でそのように言われているように感じました。
是非ともご意見をお願いします。
経営者・役員
今日は興味ある話を聴かせていただき、大変参考になりました。
私は自動車部品メーカーの経営者です。
長年系列下の元にやってきておりました私どものような企業は、
複雑系の経営環境の中で、毎日、
従来の経験に当てはまらない事象ばかりに遭遇しております。
今日の話を伺って、
実際私が体験していることと同じ内容が多く、うなずくことしきりです。
10年前とまでいわなくても、
5〜6年前の経営常識が現在では通用しなくなってきており、
話の中にありました直観力に頼るところが多くなってきていることは事実です。
しかし、田坂さんがいわれる通り、
なかなか人材が育っていないことも実感です。
当社においても実力ある者を積極的に評価するような
仕掛けを始めているところです。
さて、お話の中で一つお聞きしたいことがあります。
複雑系の問題は、TQCのような要因分析による対応では
全くダメだということを言われました。
私も全く同感です。
しかし、何でもすべて直観力に頼るのは、
実際経営を預かる者としてやや不安があります。
すなわち、大枠でも何か論理的にとおすものが必要ではないかと思うのです。
私は、やや二律背反的なことに対して色々と考えたあげく、
ファジー理論を導入できないかと思っております。
直観力とは、技術屋用語では不連続の感じがいたします。
まだ考えが固まっていませんので何ともいえませんが、
これで大枠のルール化がはかられれば
経営手法に自信がもて、ドラスティックな考えにも踏み込めるような気がします。
この考え方はいかがでしょうか。
経営者としては取り返しのつかないミスは絶対できません。
これを機会に今後もよろしくお願いいたします。
会社員
先日、田坂さんの講演を聴講しました。
複雑系における解を得るための
色々な手法、コツについて教えて頂きまして、
たいへん参考になりました。
特に、羽生前名人などの話には感銘をうけました。
時間の関係で質問ができませんでしたので、
メールで2つほど質問させてください。
サッカーの予選の監督采配を例にしながら、経営について
「うまく回っているときは、いじるべきではない」というコメントがありました。
これは、「ビジネスがうまく順調に動いているときは、
その方向性や組織構成を変えるべきではない」という意味に受け取りました。
一方で、現代のような変化の激しい時代では、
うまく回っているときに
あえてリストラを行ったり、戦力転換をする場合もあるように思います。
私は、以前は化学会社に勤務する技術者で
通産省のジョイントベンチャーを担当していました。
他社は好調なときに大掛かりなリストラや組織のフラット化をやっていますし、
海外の医薬業界でも、好調時に組織改革や戦略の転換をおこなうようなケースが
少なからずあるように思うのです。
如何でしょうか。
次に、研究開発職のキャリアアップの仕方について教えてください。
これまで、研究開発職においては、
何でも屋ではなく専門性を高めることが重要であると言われてきました。
これは正しいと思うのですが、実際の現場では、
技術開発力のみならず市場調査力や人的管理能力、
会計管理能力も要求されます。
また、化学業界の場合、専門性といっても化学のみならず、
生化学、生物物理、コンピューターなど異なる2つ以上の専門性が要求されます。
つまり、複数の専門性の組み合わせを
個人のキャリアの中でどうのようにデザインするのかが、大切ではないかと思うのです。
この組み合わせの仕方しだいで、
組織の中で個人を差別化できると思いますし、
新たな技術の創造には重要だと思うのです。
しかし、これが分散しすぎると、
やはり何でも屋になってしまうのではないでしょうか。
これはお話の中の「全体性の知」と関連しているかもしれません。
複数の専門性の組み合わせのデザインについて、
何かよいアドバイスがあればお願いします。
会社員
昨夜は講演会どうもありがとうございました。
辛口の落語を聞いている感覚で楽しめました。
雑誌で何度か田坂さんのお名前を見たことがあり、聴講してみました。
写真からは、もっと難い調子で話されるかと思っていましたが、
内容が明瞭でしたので、聞き終えた後スッキリとしました。
(すべてをスッキリ忘却したわけではありません。)
スキルについてですか、一つ疑問に思っていることがあります。
私のアメリカの友人が私のスキルをあげたとき、「記帳面」も含めました。
私は、「それはキャラクターであって決してスキルじゃない」と言いましたが、
いくら話し合っても理解できませんでした。
しかし、これが私の育った環境の中で、
周りによって形成されたとしたらスキルなのでしょうか。
ふと思い出しました。
お忙しい方なのに、たわいもない質問を申してすみません。
キャラクターとスキルの区別をクリアにしておきたかったので書いてしまいました。
会社員
小生は入社後27年、工場勤務で技術・生産を担当し、
2年前に本社へ移り、事業本部の管理部で
中期経営計画の立案やとりまとめを担当しております。
厳しい市場環境の中で生き残っていくためにはどうしたらよいのか、
なかなか先が見えません。
田坂さんのおっしゃる
「勝つ組織はその全体のバランスが良い状態」とは、
誠にその通りと思います。
しかしながら、現実の自己の職場の状態、事業部の状態は、
かなり距離があると思います。
今回頂いた刺激を大切にし、
これまでとは少し異なった動きをし、
周りの人々への影響を強め、
目線を一つの方向へと集中させていきたいと思います。
誠に有り難うございました。
会社員
今、『複雑系の経営』を拝読しております。
読後の感想をお送りしたいと思ったのですが、
あまりに感激した為、114ページでお礼状を差し上げる次第です。
当方、ベンチャー企業の経営企画室に所属し、
先行き不透明な環境の中で、
要素還元主義的な思考の限界に日々苦悩しておりました。
目からうろこが落ちたように感激しております。
とり急ぎ、感動をお伝えしたいのでメールしました。
名著をありがとうございました。
会社員
立ち読みがてらに本書を開くと、いきなり
「経営とは芸術である」という言葉が目に飛び込んできて、
強烈な印象を与えられたのを今でも鮮明に覚えています。
複雑な環境の中での経営は、
一瞬一瞬が特有なものであり、
そのときそのときに特有な判断をし、
絶妙な動きをして成果をあげるものだという論説は、
今まで「経営学」を勉強しながら、
一方で社内の実状との違いに、
どこかすっきりしない思いを持っていた
私にとって新鮮でした。
現在、父の経営する会社(土木業)で、
後継者になるべく帝王学を勉強中です。
8年程、都銀で融資・営業畑を歩み、
私なりに「あるべき経営とはこういうものかな」とイメージを抱いておりました。
考えてみると、実践を踏んでない私が、
「頭」と「耳」だけで経営の要諦がつかめる訳がなく、
お付き合いさせて頂いた大小の会社の経営者に
自分なりの経営論を披露していたことを今更ながら後悔しております。
私が経営を考える上で、
本書が一つの大きな啓蒙書になったことは間違いございません。
問題は、その理解の仕方が体得されたものでなく、
書面上での理解の枠をまだ脱しきれてないところです。
幸いにして、従業員の規模が30人強と会社に機動性があり、
また建設業という、今後激変が予想される業界にいます。
私の考えの結果の是非が比較的早めに出されるものと思います。
まだ一係長であり、会社を動かす権限を与えられておりませんが、
しかるべき時期を睨み、今後も精進していこうと思っております。
会社員
『複雑系の経営』を読んで大変共感したので、
ついキーボードを叩いてしまいました。
複雑系は半年ほど前に知ったのですが、非常に興味をそそられました。
といってもワールドロップの本しか読んでいないのですが。
私は、経済学部の出身ですが、
学生時代から何かモヤモヤしたモノを感じていたところ、
この複雑系に出会って一瞬霧がはれたような気になり、
すっかり魅了されてしまいました。
先日、先輩から丁度届いたばかりの
『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス』の田坂さんの論文を紹介され、
内容を読んで見事な切り口と洞察に驚嘆し、
非常な共感を抱いてしまいました。
また、先日、久しぶりの書店巡りで
平積みになっている『複雑系の経営』を見つけ、
すぐに手に入れました。
非常に分かり易く、読みやすく、一気に読んでしまいました。
読み進むにつれて、
田坂さんの知力の広さと深さに舌を巻くばかりになってしまいましたが、
私の感じていたことを明瞭に知覚させて頂き、
さらにもう一歩先を示して頂いたと、感謝しています。
今後、色々と参考にさせて頂きたいと思っています。
益々のご活躍をお祈り致します。
60代 経営者・役員
『複雑系の経営』を読ませていただいて以来、田坂さんの熱烈なファンです。
漠然と感じていたことを明確な文章で整理していただき、
目の前が明るくなった感じで、自信が持てました。
厳しい環境ですが、自らの発想や認識を変えることによって、
乗り越えていきたいと思います。
これからもご指導よろしくお願い申し上げます。
経営者・役員
ご講演ありがとうございました。
「複雑系をこれほど分かりやすく説明してくれる方は、
世界中どこを探してもいない」と聞いておりましたので、
是非ともと思い、友人と聴かせて頂きました。
田坂さんのお話を聴かせて頂き、
また、もう一度テープで聞きなおし、
非常に感動に身を震わせております。
「人事を尽くすタイプは必ず伸びる」
「企業を部品にたとえるリエンジニアリングは発想自体が不純である」
「事自ずからなる」
「目の前に展開している事は、たった一回限りである」
「神は細部に宿る」
「NOTHING IS WRITTEN」など、
すべて、新しい概念ではなく、
そもそも人類が忘れてはならないことを思い出せ、
と言っておられるような気がしました。
失礼ながら講演の最後には、涙ぐんでしまいました。
私は故先代社長(父です)から事業を譲り受けて11年になりますが、
田坂さんに教えて頂いたことは、
よく考えると社員に一番教えられているような気がしました。
今後はお話をもっと理解して経営に組み入れ、
「人間の顔をした」経営者になっていきたいと決意しました。
60代 経営者・役員
『複雑系の経営』に初めて出会い、
まさに疑問に思っていたことが、少しずつ氷解していくようです。
片目の変人になりつつある自分です。
現在ほど悩みの深い時期は、かつて経験したことがありませんでした。
なんとか脱皮し、軽やかな蝶に変身したいものです。
はじめて田坂さんの書籍に触れて、もしかして・・・と大きな期待をもちました。
何かのご縁と存じます。
よろしくご指導のほどをお願いいたします。