Kindle版あり
これまで、私は、「仕事の思想」については多くを語ってきましたが、
「仕事の技術」については、語ることを控えてきました。
その私が、初めて、仕事の技術と心得について語りました。
その理由は、ただ一つです。
この国の変革を成し遂げていくためには、我々一人ひとりが、
プロフェッショナルとしての力を磨いていかなければならない。
そう考えるからです。
この書が、この国の変革に取り組む多くの方々にとって、
ささやかな糧となることを、祈ります。
本書の編集を担当していただいた、
ダイヤモンド社の岩佐文夫さん、小川敦行さんに感謝します。
お二人の「企み」と「熱意」が、この書を世に出しました。
「人間と組織を動かす力」こそが企画力
「企画」とは、実行されて初めて、「企画」と呼ぶ
「企画力」とは「物語のアート」である
最高の「企画書」とは、最高の「推理小説」
「物語りのアート」とは「技術」と「心得」の結びつき
企画書においては「企み」を魅力的に語れ
「何を行うか」よりも、「なぜ行うか」を語れ
「企み」を語ったタイトルが、最高の「掴み」
これから何が起こるのか、その「情勢」を語れ
「情勢」と「企み」で「ビジョン」を語れ
読みやすいのは「自問自答」のスタイル
読み手の「思考の流れ」を導け
「欲張り企画書」をやめよ
企画書は「一人歩き」すると思え
相手先企業の担当者は「同士」である
「全天候型の企画書」を目指せ
「表の企画書」と「裏の企画書」を使い分けよ
「企画書」とは「営業の品質管理」である
営業担当者は企画会議に参加せよ
ボツにした企画の数が、企画の凄み
優れた「企画者」は、優れた「語り部」である
「企画書」の奥深くに、「志」を込めよ
30代 経営者・役員
利を求めて行動する会社に辟易し、自ら会社を興しました。
前職にて、会社の立ち上げ、再建、倒産など多くのことを経験しながらも、
「勤め人」という枠組みの中でしか動けず、
本当の社長さん達の声に応えられませんでした。
今でも自分の力のなさから、十分にお応えできませんが、
日々精一杯やっていこうと思います。
『企画力』という書物に出会い、
自分の進むべき大きな道が見えました。
そして、『未来を拓く君たちへ』を読み、
自分の進むべき道に確信が持てました。
これからも自分を確認していくためにも
拝読させていただきます。
よろしくお願いします。
読者
『企画力』を読んで、
学生時代に構築してきた思想と重なる点が多く、
非常に共感しました。
私は4月から社会人となります。
社会人となっても、
学生時代と同じスタイルで取り組める。
そんな自信をこの本は届けてくれました。
今後も、さまざまな気づきを、味わっていきたいです。
20代 学生
初めて田坂さんの話を聴いたのが、
「統合の思想」についての勉強会でした。
田坂さんの『複雑系の知』という本が、
複雑系というものを知るのに一番分かりやすいと教えていただきました。
以後、日経新聞を読んでいたときに『企画力』の紹介欄があり、
面白そうだと買い始めた事がきっかけで参加しました。