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著書

著書

『金融業の進化10の戦略思考』

『金融業の進化10の戦略思考』

出版社
ダイヤモンド社
出版日
1998年5月

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「Banking is Forever, Banks are Not.」

アメリカの金融ビッグバンにおいてしばしば語られたのは、この言葉です。

「銀行機能は永遠だが、銀行は永遠ではない」
という意味のこの言葉に触発されて書いたのが、この本です。

特に、日本における金融ビッグバンは、
米国や英国と違い、ネット革命とともにやってきています。
この違いが、銀行業や金融業の進化に、どのような影響を与えるのか?

そのことを論じた本です。

この本は、一般読者にはあまり読まれなかった本ですが、
なぜか、金融業界の先進的企業やプロフェッショナルの方々には良く読まれ、
有り難い評価を頂いた本です。

目次

序  章 「その先」の展開を読め そこから戦略思考が始まる
第 1章 金融ビッグバンは「金融・EC同時革命」へ進展する
「未来進化・原点回帰」の戦略を実行せよ
第 2章 顧客チャンネルとして「インターネット」が重要になる
「インターネット・バンキング」の戦略を実行せよ
第 3章 消費者主権の「情報バリアフリー市場」が出現する
「情報サービス・モール」の戦略を実行せよ
第 4章 金融市場に「自立志向投資家」の顧客が増大する
「インベスターズ・クラブ」の戦略を実行せよ
第 5章 サービスの重点は「ナレッジ・サービス」に移る
「パーソナル・バンク」の戦略を実行せよ
第 6章 マーケティングの発想が「ショッピング支援」に変わる
「ゲートウェイ・ガイド」の戦略を実行せよ
第 7章 異業種の商品が「商品生態系」を形成する
「テーマ・ショップ」の戦略を実行せよ
第 8章 金融機能が「分散型金融機能」へと進化する
「異業種コンソーシアム」の戦略を実行せよ
第 9章 企業の活動形態は「ウェブ型仮想企業体」が主流になる
「日本型インキュベータ」の戦略を実行せよ
第10章 新しい「ニーズ型産業」の時代が到来する
「産業インキュベーション」の戦略を実行せよ
終  章 「その先」に戦陣を築け そこから戦略行動が始まる

評者からのメッセージ

  • 金融業界特集号 Present
    (就職ジャーナル,1999年3月)
  • カスタマーレビュー
    (アマゾン・ジャパン,2002年6月)

読者からのメッセージ (本書のご感想を、ぜひともお寄せください。)

会社員

昨年、『複雑系の知』を読みました。
もちろん田坂さんの意図されたように、
ただ複雑系の詳細を知りたいと思ったわけではなく、
私たちの日常にどう役に立つかというのが目的でした。

とてもわかりやすく、多くの刺激を受けました。
昨年末、友人たちに送るメールのなかで
「今年読んで元気が出た本ベスト10」に加えさせいただいたりしました。

また、雑誌の書評で『金融業の進化 10の戦略思考』を知り、
『暗黙知の経営』を書店で見て、2冊をたて続けに読ませていただきました。
おかげさまで今かかえている新事業(ちっぽけなものですが)への
意欲が高まっております。
ありがとうございます。
ご活躍をお祈りいたします。

30代 会社員

初めて田坂さんの本を読んで、
「この人はすごいな」というのが正直な思いでした。
具体的なビジネスに直結する話から人間の本質に至るまで、
なんて深い洞察だろうと思いました。
その後、田坂さんも本の中で書かれていた自分にとっての師を、
勝手ながら田坂さんにさせていただいております。

私は非常に小さい会社ではありますが、マネジメントに携わっております。
日々様々な問題に悶絶しながら生きております。
そんな中で、自分にきちんと納得できる人生を送りたいと願う日々です。

会社員

講演会「なぜ我々は働くのか」の模様を、
先日カセットテープにてお聴きする機会がありました。
ご著書については、
『創発型ミドルの時代』『金融業の進化 10の戦略思考』
『こころのマネジメント』などを拝読し、
非常に共感を覚えるところ大でありましたが、
最も心に響いてきたのが『仕事の思想』でした。

これこそが今、私がもっとも考えているテーマであり、
本の1行1行がスッと心の奥にしみわたるような気持ちで、
一気に読ませていただきました。
自分が求めていることに対して、
これほど波長のあう文章に出会ったのも、
これが初めてではなかったかと思います。

本を読むまで私も
「今の時代ほど仕事の思想が求められている時はない」と、常々考えておりました。
世はリストラ、能力主義ばやりで、
今まで会社に対し、無思考でパラサイトしてきた人々が、
結果として右往左往しているのが現実です。
何のために働いているのか、仕事にのみ埋没していてよいのか。
一体仕事に何を求めているのか。
一見青臭い問いかけのようですが、社会の先行きが不安なだけに、
実は年代を問わず、今誰にとっても非常に大切な問いかけではないかと思っています。
特に新卒で入社してくる若い人ほど、
その問いかけは大切ではないかと考えています。

お話の中にあった「見果てぬ夢」。
私も松本幸四郎「ラ・マンチャの男」の舞台が大好きで、
今まで二度観たことがあります。
一度目は20代前半、前職の銀行に勤務しはじめて間もない頃に東京で。
二度目は昨年、久しぶりに大阪公演があった時です。

その中に「事実は真実の敵なり」という言葉があります。
かっこいい言い方にはなりますが、
私も常に真実、あるべき姿を追い求めていきたいと考えています。
田坂さんのお考えに共感する地方の一読者として、
これからもご活躍を切にお祈りいたしております。

50代 経営者・役員

知情意の統合された人間力の向上を、
読む度に思わずにはいられません。

会社員

昨日、『意思決定 12の心得』を書店店頭で手に取り、
さっそく読ませていただきました。

私は投資信託会社でファンドマネジャーとして勤務しております。
一般的な「マネジャー」とはずいぶん異なりますが、
投資意思決定者として日々「不確実性下の意思決定」を行い、
後輩の指導に当たっている身です。
非常に共感、共鳴する点、
また身につまされる点が多く、参考になりました。

感ずるところがあり、
昨日から田坂さんの本はとりあえず手に入れられるだけそろえ、
眼を通させていただいています。
『複雑系の知』『暗黙知の経営』
『複雑系の経営』『智融業の時代』
『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』『金融業の進化 10の戦略思考』は、
以前から社内の友人と、ディスカッションの題材とさせていただいております。

私は経済学部出身ですが、
ポランニーはすこしだけかじり、
エリクソンやヘイリーの戦略的心理療法は興味から読んでいました。
複雑系の議論との融合は、非常に示唆されるものがあります。

読者

著書を何度か読み、その読みやすくて説得力のある文章にとても惹かれています。
メッセージメールもとても楽しみにしています。

会社員

昨日は、「AI」(After Internet)をテーマにした、
魅力的なレクチャーをありがとうございます。
古典的な旧パラダイムに属する「Hard Bank」である銀行の人間にとって、
先生のお話は実に爽快で面白かったです。

台風は確かに2つも、それもでかいのが上陸してしまっています。
これから2〜3年で、この世の中は我々の思っている以上のスピードですさまじい勢いで変化する。
「Dog Year」ではなく、もはや「Cicada Year」(蝉Year)だと。
蝉は1週間しか持ちませんね!
元来「古典的な」小生は多少当惑してますが(笑)

読者

『金融業の進化 10の戦略思考』を読み終えました。
大変、勉強になりました。
イエロー・マーカーを頷くところに引いています。
ちょうど親会社の持ち株会社の話もあり、
今後の日本の銀行、金融業のあり方を考えさせられました。

20世紀が情報・テクノロジーの時代なら、
新しく到来する21世紀はまさに、
それを効率よく利用する多元的な価値をもつ人間中心の時代となるでしょう。
今日もすでに『こころのマネジメント』
『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』を当地で注文しました。

30代 会社員

著作については、いつも味わいながら読ませていただいております。
特に仕事や人間関係のことで煮詰まってきたときには、
原点に戻るという視点から読み返すことが多いです。
今後もすばらしい作品を期待しております。

個人的な希望をお話させていただくと、過去にもありましたが
金融業界、特にリテールに関する作品を
ご検討いただければと存じております。

専門職

『金融業の進化 10の戦略思考』を拝読し、感銘を受けました。

私は2年目の弁護士として、
日々内外の金融機関の業務に関する法的支援・アドバイスに携わっています。
ファイナンスの分野におけるダイナミズムに惹かれてこの仕事に就き、
将来的にはバック・オフィスではなく、
企業の戦略策定・実行の前線に立つような仕事をしたいという希望を持っています。

もっとも、現実には、ファイナンスと言っても、
あまりに膨大な情報量に溺れてしまいそうでもあり、
また、とめどない案件の依頼に、
つい一つ一つのプロジェクトの持っているスピリットや、
時代の大きな流れを理解することなく、機械的に処理しがちです。

そのような中で、貴書は、
きわめて鮮明にこの世界において企業の進むべき方向性を示し、
そのビジョンは私の頭に強く刻み込まれました。
法律といえども、特に新しい分野では、
そのようなビジョンと決して無縁ではありません。

また、つい最近、私自身が関与したある新商品開発のプロジェクトが
(それまでは単に「目新しいが、しかし、大変だった」という程度の認識しかなかったのですが・・・)、
田坂さんの提示された戦略・戦術と、多くの点で軌を一にしており、
私自身もそのようなムーブメントの一端を担っているような気分になり、
改めて大変嬉しく思った次第です。

残念ながら、「はじめに」にあるように貴著を批判することは、
能力的にも経験的にも現在の私の及ぶところではありません。
ただ、いずれ何らかの案件でお手伝いさせていただく機会があることを楽しみにし、
その際に私自身の戦略思考がぶつけられるよう研鑚するつもりでおります。
その際には何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは、時節柄くれぐれもご自愛下さい。

会社員

『金融業の進化 10の戦略思考』を友人から紹介され、
読ませていただきました。
含蓄のある言葉に考えさせられつつ、
一言「有り難う」を言いたくなった次第です。

なお、小職は「金融業」を「システムサービス業」と読み替えて、
さてどうするかと考えています。
色々ビジネス上のヒントがありそうです。
まずは御礼まで。

会社員

『金融業の進化 10の戦略思考』を読みました。
金融業に対する見方、
新規事業開発の取り組み方などについてのメッセージは、
大変触発されところがありました。
有り難うございました。
戦略思考についてのメッセージは、
類書の及ばないものと感嘆致しております。

小職は電機メーカーの一組織人として、
組織と個人の在り方・関わり方に日々腐心しているものですが、
これはと思えるものにたどり着けず、日々思考の放浪を続けております。
「組織と個人がそれぞれの潜在能力を十分に発揮する
インセンティブ・仕組みとは、どのようなものか」
という永遠のテーマは、一概にはその解を言えないものです。
しかし、この視点なくして、如何なる組織論・経営論も
机上の空論に終わるように思っております。
取り急ぎ、読後のご連絡まで。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

40代 会社員

『金融業の進化 10の戦略思考』は大変参考になりました。
今、まさに保険業界は大きな転換期を迎えており、
今後の将来像を考える羅針盤として、
「金融業の進化」の考え方が、大きな方向性を指し示していると思います。
また、「風の便り」を拝読し、先生の考え方に大変、共鳴しました。

現在、保険会社の経営企画部に所属し、
週1回大学で非常勤講師をしております。
学生に先生のコラム、著作を推薦したいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

40代 専門職

書店で何げなく『金融業の進化 10の戦略思考』を手にとって、
あまりにも的確な分析と
将来の具体的な指標が描かれていたことに驚いて以来、
田坂さんの著作にはいつも注目していました。

なかなか、すべてのご著書に目を通すことがことができていませんが、
仕事の合間に、「風の対話」を楽しみに聞いています。
このラジオで得たヒントを学生に語ることも、
教育者としての私の役目かなと思っています。

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