「構造改革派の論客10名による
日本変革のメッセージ」と銘打たれた本です。
すなわち、この本は、
中谷巌、竹中平蔵、伊藤元重、米倉誠一郎、
国領二郎、太田弘子、宮脇淳、
跡田直澄、大竹文雄氏らとの共著ですが、
小泉内閣成立の直前の時期に、
これら10人が集まって
我が国の構造改革のビジョンと政策について
議論した内容の報告です。
この後、竹中平蔵氏が小泉内閣のブレーンとして入閣しましたが、
他のメンバーも、政府の審議会や委員会で
積極的な活動を展開しています。
第1部
「社会」の構造を一新する
ヘッドレス・チキンはもうやめよう!
日本型ガバナンス構造の変革を目指して民間でできることは民間でやろう
情報開示と政策評価による構造改革の推進
稼いだら、税金を払おう
広く薄くシンプルな税制の実現を
自分のことは自分で考える地方自治 真の地方分権を進めるために
第2部
「経済」の活性化を実現する
「景気」の呪縛から逃れ「独立自尊」の日本へ
結局一人ひとりの力が経済を決めるデフレ克服のために、今すべきこと
目先にとらわれない構造改革、金融政策、雇用政策を
働く意欲の湧く「雇用のセーフティネット」を
雇用の維持よりも、転職コストの引き下げを目指して
第3部
新たな「産業」を創造する
政府が産業を育成してくれるという幻想は捨てよう
産業インキュベーションのビジョンと戦略
数を打たなきゃ当たらない!
ベンチャー・キャピタルの本質ネットで国民参加・国民主導型の社会を構築しよう
IT革命で実現すべき分散処理型社会の姿