『深く考える力』
緻密に論理を積み上げていく「論理思考」は、思考の初歩的な段階にすぎない。
「深く考える力」とは、論理思考とは全く異なる思考のこと。
それは、心の奥深くに眠る「賢明なもう一人の自分」の叡智を引き出す力。
では、どうすれば、その力を身につけることができるのか。
本書に載せた「5つの技法」と「38のエッセイ」を読むだけで、
読者は、自然に深く考える力が身についている自分に気がつくだろう。
日米のシンクタンクで活躍し、内閣官房参与、ダボス会議GACメンバー、
世界賢人会議代表などを務めてきた著者が、数々の著書で示してきた、
新たな発想と深い思考の秘密を、いま明らかにする。
第一部 賢明なもう一人の自分――深く考える力とは、心の奥深くの自分と対話する力
第二部 深き思索、静かな気づき――文章を書くこと、読むことは、思索の階段を降りていくこと
第三部 言葉との邂逅――心に触れる言葉に巡り会ったとき、深い思索が始まる