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風の便り 第191便

最期の一瞬を支えるもの

スウェーデンの海洋学者、
オットー・ペテルソンが、
93歳で亡くなる直前、
やはり海洋学者であった
息子に残した言葉があります。

 死に臨んだとき、
 私の最期の瞬間を支えてくれるものは、

 この先に何があるのかという
 限りない好奇心だろうね。

この言葉を読むとき、
死の彼方さえも、
純粋な好奇心をもって見つめたペテルソンに
深い共感を覚えます。

そして、この言葉が、
生の最期に臨むとき、
我々に、
静かな勇気を与えてくれることを
感じます。

しかし、その思いと同時に、
なぜか、
まったく逆の思いが、
ふと、心に浮かんでくるのです。

 自我というものを与えられ、
 多くの喜びとともに、
 多くの悲しみを味わった、この生が

 最後に、
 無に帰していくことの
 安らぎ。

その思いも、また、
我々の最期の一瞬を
支えてくれるのかもしれません。

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