「傷つきやすさ」という才能
漫才師であり映画監督でもあるビートたけしが、
サッカー選手の中田英寿との対談で、
次のように語っています。
中田さんも同じタイプだと思うけど、
おれが芸事に自信があるのは、
自分が人一倍傷つきやすいし、
人一倍神経が繊細だからなんだよ。
傷つきやすいというのは、
漫才だと相手のことがよくわかるっていうことなんだね。
サッカーなら、
試合の形勢が全部読めるってことかもしれない。
この言葉を読んで、
励まされる人々が多いのではないでしょうか。
我々は、誰もが、傷つきやすい魂を持ち、
いつも、深く傷ついているからです。
しかし、その傷つきやすい魂が、
ときに、ひとつの才能へと昇華することがある。
この言葉は、
そのことを教えてくれるからです。
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