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風の便り 第135便

風景の余韻

遠い昔、米国の西海岸にある
小さな町を訪れたときのことです。

瀟洒な家並の美しさとともに、
海に沈む夕陽の美しさでも知られた町です。

夕方、町の外れにある海岸に出て、
遠く水平線を望む岩場に腰を下ろし、
夕陽が沈むのを待ちました。

天空を横切った太陽が、
海を赤く染め、輝きを残しながら
水平線の下に消えていく。

静寂の一瞬。

その余韻を胸に、
立ち上がり、帰ろうとしたとき、
気がつきました。

多くの人々が、辺りの岩に腰を下ろし、
静かに、その夕陽を眺めていたのです。

老夫婦や恋人、家族や友人、
様々な人々が、その場にいて、

誰一人、会話をせず、音を立てず、
静寂に包まれて、その夕陽を眺めていたのです。

その光景が、
いまも、心に残っています。

そして、
その人々の姿が、教えてくれました。

余韻に、身を委ねる。

素晴らしい風景と巡り会うとき、
いつも、そのことの大切さを、思います。

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