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風の便り 第143便

名投手のボール球

日本プロ野球界で206勝を挙げ、
193セーブを挙げた名投手、江夏豊氏が、
かつて現役時代、自身の投球術について聞かれ、
次のコメントを残しています。

 本当に大切なのは、
 どうストライクを取るかではない。
 どうボールになる球を投げるかだ。

たしかに、現役時代の江夏投手の投球術を見ていると、
一つとして意味のないボール球は、ありませんでした。

ボールになる外角のスローカーブを投げた後、
内角ストレートの速球で、ストライクを取る。
その球速の変化と、外角・内角の切り替えに、
相手バッターはついていけず、
討ち取られる。

この江夏投手のコメントを思い出すとき、
それが、当たり前のことのようでありながら、
容易に実践できない、
プロフェッショナルの技であることに気がつきます。

一つの状況に立たされたとき、
まず、何球までボール球が投げられるかを見極める。
そして、ただ必死にストライクを取りにいくのではなく、
一球一球考え抜いて、意味のあるボール球を投げる。

それは、単なる
ピッチングの要諦を語った言葉ではありません。

「見せ球」と「決め球」

それは、戦略思考の要諦を語った言葉なのです。

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