ボールに込める思い
サッカーJリーグにおいて、
永年、スター・プレイヤーとして活躍し、
ワールドカップ・フランス大会で
日本人初のゴールを挙げた
中山雅史選手。
彼が、あるインタビューで、
フォワードの選手としての心構えを語っています。
みんなでつないできたボールには、
みんなの思いがこもっている。
最後に託されるのが僕だから、
何としてもゴールに入れて、
みんなの思いを、得点という結果で終わらせたい。
結果を出して、
共同作業の成果を、みんなで喜びたい。
この中山選手の言葉を聞くとき、
それが、ただスポーツの世界の言葉ではないことに
気がつきます。
この心構えは、
チームプレイを行うすべての仕事において
大切なものなのでしょう。
そして、この心構えを持つとき、
我々が仕事において使う、一つの言葉が、
まったく違った意味を持っていることに
気がつきます。
仕事に心を込める。
それは、日々の仕事に、
自分の心や思いを込めるという意味だけでなく、
自分を支えてくれた
多くの仲間の思いを込める
その意味なのでしょう。
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