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風の便り 第10便

生きていることの証

 『精神の生態学』という著作を遺した
 文化人類学者、グレゴリー・ベイトソンが、
 不思議な言葉を残しています。

  複雑なものには、こころが宿る。
  こころとは、生きていることの証である。

 この二つの言葉は、
 我々が、ときおり感じる
 ある感覚に、深い示唆を与えてくれます。

 なぜ、ものごとが複雑になっていくと、
 「いのち」や「こころ」を持つように
 見えてくるのか。

 その感覚です。

 たしかに、いま急激に進みつつある情報革命によって、
 社会や市場や企業は、
 その複雑性を強め、
 自己組織性や創発性を示すようになってきています。

 その結果、それらのシステムが、あたかも、
 「いのち」や「こころ」を持っているかのように
 見えてくるのです。

 だから、我々は、
 「社会の活力」「市場の反応」「企業の遺伝子」
 といった言葉を、自然に使うのでしょう。

 しかし、それにもかかわらず、いまだ、我々は、
 その「いのち」や「こころ」と呼ぶべき何かに
 処すべき方法を知らないのです。

 おそらく、それを学ぶことこそが、
 ベイトソンが、21世紀の我々に残した
 大切な課題なのでしょう。

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