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風の便り 第25便

意図された創発

 かつて、1990年代、
 最先端科学である「複雑系」(complexity)の理論を
 企業組織のマネジメントに生かすための研究が
 アメリカを中心として、精力的に行われました。

 そして、この研究において鍵となった言葉に
 「創発」(emergence)という言葉があります。

 これは、企業組織などで、
 個々のメンバーは自由かつ自発的に行動しているにもかかわらず、
 誰が意図しなくとも、
 自然に秩序だった組織活動や組織形態が生まれる現象のことです。

 しかし、このアメリカの複雑系マネジメントの研究において
 当時、注目された言葉は、極めて興味深い響きを持っています。

 Intentional Emergence

 これは、「意図された創発」と訳される言葉ですが、
 東洋思想における「絶対矛盾」を思い起こさせるものです。

 意図せぬ創発を、意図的に起こす。

 こうした「論理」では割り切れぬ「矛盾」に満ちた言葉が、
 科学的なマネジメント論として真剣に語られている。

 そのことに、当時のアメリカの経営学が
 提唱しようとした思想の「深み」を感じます。

 本来、東洋思想を土壌とする日本において
 提唱されるべき思想を、
 西洋文化の最先端にありながら、先取りする。

 それが、アメリカの西海岸や
 シリコンバレーの文化が、ときおり見せる
 不思議な魅力であり、器の大きさなのでしょう。

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