第15の集い 知識社会の市場戦略を学ぶために
メンバーからのメッセージ
50代 経営者・役員
昨今の政治状況に心を痛め、日本経済を憂慮しています。
何もしないでいるよりもと、情報集めに足で仕事をしています。
幸い顧客先が大手自動車メーカーでありますから、
多少は他の経営者の皆様と比べると楽をしているかも知れません。
消費者とメーカーの中間で、特に消費者向けにベターな情報を集め、
メーカー側の言葉にして消費者に伝えるという、
何とも奇妙な仕事をしています。
田坂さんから色々なヒントを頂いて、仕事に反映しております。
賢い消費者には、より賢い商品を提供できるメーカーが対応しています。
その橋渡し役として、私達の会社が存在していると思っています。
これからも、沢山ヒントを戴けますと幸甚です。
経営者・役員
『これから日本市場で何が起こるのか』を読ませていただきました。
簡潔に本質を語られていて、感銘を受けました。
ネットに関する本質が語られているのでビックリしました。
弊社は、レーザープリンタのトナー再生を行っております。
ほとんどのお客様は最初、
弊社ホームページを見て質問され、
弊社から資料を送り、顧客になっていただいています。
インターネットなしでは、ビジネスが成り立ちません。
しかし、実際の受注はファクスがほとんどで、
現在のところ、入り口だけがインターネットで、
あとはアナログの受発注です。
これは、貴著の「ニューミドルマン」「ポータルサイト」にヒントをいただきました。
思い切って弊社サイトに競合再生会社の情報・リンクを入れ、
「トナー再生に興味のある人・会社のためのポータルサイト」としようと思います。
狭い再生業界で弱小同士が足を引っ張り合っていても仕方がない。
いつまでもこのままでは、
体力のある新品メーカーの思う壺になってしまいますから。
次のご著書も楽しみです。
20代 会社員
今年社会人になった者です。
『これから日本市場で何が起こるのか』についての
感想を送りたいと思います。
「マーケットが進化する」
「購買者中心市場になる」との進言に感心しました。
これからは、この発想でビジネスを考えていかなければならないと思います。
というのも、私は学生時代、
商品の比較サイトを作ろうと思っていました。
膨大な商品情報の中から、
消費者、生活者の希望にあう製品をピックアップし、
その情報を提供しようと考えたのでした。
結局サービスを展開することはできませんでしたが、
そのときの私の発想の根本は
ニューミドルマンを目指していたのではないかと思ったのです。
次に、「消費者がどんどん賢くなっていく」というのも理解できます。
商品を購入するときには、
サイトでかならず商品情報のナマの声をチェックしていますし、
同じ商品を購入するのならサイト経由で購入するときもあります。
世の中の中心が消費者主体になっていくのは、
避けられないと思います。
さて、これらのメッセージをご覧になって、
あなたの心には、どのような思いが浮かんだでしょうか。
それが、いま、あなたが生き方と働き方を見つめ直すための
「羅針盤」となる大切なキーワードです。
それでは、そのキーワードを心にとどめ、次の番組をお聴きください。
風の対話
- 知恵のメディアとしての書籍(智恵を伝える方法/第1回)
- 知の流通革命(智恵を伝える方法/第2回)
- 21世紀の知識人の役割(智恵を伝える方法/第3回)
- 知のニューミドルマン(智恵を伝える方法/第4回)
- 知識から深みが失われるとき(智恵を伝える方法/第5回)
- 暗黙知を伝える三つの方法(智恵を伝える方法/第6回)
風の言葉
さらに考えを深めたい方は、次の書籍をお読みください。