第2の集い 職場の人間関係を考えるために
メンバーからのメッセージ
会社員
田坂さんの熱い思いのつまった本を読ませていただきました。
私のいまの悩みは、
そんなすばらしいものを熱く語り合える仲間がいないことです。
できれば会社に一人でもいてくれたら、
もっと張り合いがでるのは間違いないと思います。
以前一人だけ、すごく頑張っている人がいました。
その人とは、どうすればもっと会社がよくなるだろうかなど、
時々話すことがありました。
すごく楽しい時間でした。
残念ながら1年もたたないうちに、
私の勤める会社を見切ってしまったのか、やめてしまいました。
すごく悲しかったです。
みんな、「言われなければやらなくていい」
「自分から言うと自分の仕事が増えるだけ」
「決まりではないんだったらする必要はない」という考えのようです。
つらいけど、自分を信じて、
日々やれることからしたいと思います。
40代 経営者・役員
ある上場企業の子会社で社長を務めております。
子会社とは申しましても20名程の小さな会社です。
この会社は、昨年まで責任者をしていた方が、
長年蓄積した業務ノウハウを他企業に提供したいとの思いで、
親会社の経営トップに起業提案し、2000年4月に設立されました。
私も一緒に取締役として活動しておりましたが、
親会社幹部との経営観の違いから、
人間関係で行き詰まり、責任者が会社を辞めてしまいました。
私には会社を経営する力量など無かったのですが、
代わりとなる適任者がおらず、結局私がやっていくことになりました。
青天の霹靂でした。
この1年の中で、田坂さんの本にめぐり合いました。
図書館で『暗黙知の経営』を借りて読んだのがきっかけです。
その後、何冊かの本を読み、
すっかりその思想に魅せられてしまいました。
20名そこそこの会社でも、
隣の人を何も知らずに平然と過ごしている不自然さを感じるようになり、
全員が見られる日報形式の週報を採用したのも、
田坂さんの本のおかげです。
まだまだ工夫は必要ですが、
今では無くてはならないものとなっています。
今後も多くのことを田坂さんから学んでいきたいと思っております。
経営者・役員
私は小さなデザイン企画会社を経営する者です。
2000年で10周年を迎えます。
2人からはじめて、現在は12名の社員がおります。
人数的にも過渡期だと感じている今日この頃でした。
社内報を発行していましたが、忙しくて休刊中であり、
社内的にもいろいろと歪みが出てきたところでした。
5、6人のときはプロに徹した集団でしたが、そうもいかなくなり、
若い人々とのコミュニケーションをどうとるのか
などの問題が出てきたころに、
リーダー的な存在の社員から
『こころのマネジメント』を薦められました。
『こころのマネジメント』を読んで、最後にグッときて泣けました。
この種の書籍で泣けたのは初めてだと思います。
私が目指すものも同じだと思い、
電子コミュニケーションの社内報をスタートすることに致しました。
なにか、ふっと気が楽になったようで、
初めて知らない方にメールを出してしまいました。
お忙しいところに私のメールが入り込んだことをお許しください。
さて、これらのメッセージをご覧になって、
あなたの心には、どのような思いが浮かんだでしょうか。
それが、いま、あなたが生き方と働き方を見つめ直すための
「羅針盤」となる大切なキーワードです。
それでは、そのキーワードを心にとどめ、次の番組をお聴きください。
風の対話
- 自己との対話(対話を深める方法/第1回)
- 創発する対話(対話を深める方法/第2回)
- 会議における心のマネジメント(深く考える方法/第3回)
- 「聞き届け」という心の姿勢(深く考える方法/第4回)
- 「無意識の世界」を感じる力(深く考える方法/第5回)
- こころの生態系のマネジメント(風の言葉/第3回)
風の講話
- なぜ我々は働くのか(仕事の思想/第1回)
- 仕事の真の報酬は何か(仕事の思想/第2回)
- 心の世界を感じる力(仕事の思想/第3回)
- 成長するための方法(仕事の思想/第4回)
- 精神の成長をめざして(仕事の思想/第5回)
風の言葉
さらに考えを深めたい方は、次の書籍をお読みください。