元世界銀行副総裁の西水美恵子氏の近著、『国をつくるという仕事』の出版記念対談。
原体験に導かれ社会変革の歩みを続ける二人が語り合う「リーダーシップの未来」。
脇若英治
六本木ロータリーでエドワード鈴木さんの紹介でお話を聞いて以来いろいろ興味を持って田坂さんの話を聞いています。
西水さんは電気新聞でよくコラムを読んですばらしい人だなと思っていたところ生の声を聞けてうれしく思います。予想に違わず、すばらしい人ですね。
ISLの野田さんがいわれているように、自分に正面から向き合い、まず自分をリードすることからリーダーシップが始まるということを、再確認させていただきました。あと社会貢献という言葉が自分をだます可能性があるというお話もはっとしました。僕は今ロンドンにてクリントン財団で気候変動の問題に取り組み、何とか世の中のためになろうとしているのですが、ちょっと自分のエゴを満足させる気が少しあったのではないかと反省しています。ただ一緒に働く連中は30前後で大変優秀な社会企業家です。こんな連中と一緒に仕事ができることは大変ありがたいことですしもっと日本人もこういったところに積極的に入ってくれるとずいぶん成長できるのにと思います。
河波義明
末吉竹二郎先生から西水美恵子先生のご存在を教えていただきまして、
『国をつくるという仕事』を読ませていただきました。
命がけで仕事をするという言葉は日常的に使いますが、
まさに死線を超えて歩まれた西水美恵子先生の生きざまに感動致しました。
東日本大震災後の日本人の生き方に、大きな示唆を与えていただきました。
また、田坂広志先生の明解な解説にも共感致しました。
私は現在、京都で地域活性化のイベントに取り組んでおります。
西水先生、田坂先生、今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。