特別講話

 

第5講 話術を磨く、人間を磨く

田坂塾長メッセージ

塾長の田坂です。

塾生諸氏から、しばしば、
次のような質問を頂きます。

「塾長、人間力を磨くには、どうすれば良いのでしょうか?」

この問いに対して、こう考える人も多いでしょう。

「論語を始め、儒学などの本を読むことだ」
「宗教書を読み、宗教的情操を高めることだ」

しかし、残念ながら、こうした学びをいくら重ねても、
ただ、「人間力についての知識」を身につけるだけで、
決して、「人間力」そのものを身につけることはできません。

では、どうすれば、我々は、
「人間力」を磨いていくことができるのか?

端的に申し上げましょう。

「技術」を磨くことです。

なぜなら、我々が、真剣に「技術」を磨いていくと、
必ず、「人間」を磨いていくというプロセスに入っていくからです。

そのことは、5月15日に上梓した新著、

『知性を磨く 「スーパージェネラリスト」の時代』

においても述べました。

この新著は、田坂塾での学びを始めるための
「入塾教本」でもありますが、
この新著の第20話では、次のことを語っています。

スキルやセンス、テクニックやノウハウなどの
「技術」のレベルの知性を磨いていくと、
自然に、そして、必然的に、
「人間力」のレベルの知性が磨かれていく

それが、
「塾長特別講話 第5講」の演題を

「話術を磨く、人間を磨く」

と定めた理由です。

我々経営者やリーダーが、日常の仕事において、
必ず求められる「話術」。

その「話術」を磨いていこうとするならば、
「言葉のメッセージ」だけでなく、
「言葉を超えたメッセージ」を発する力を
磨いていかなければなりません。

そのことは、小生の新著
『ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術』
でも述べましたが、

具体的には、「人格」「位取り」「胆力」
「演技力」「観察力」「対話力」
「振る舞い」「発声」「余韻」「思考」
などの力量を磨いていかなければなりません。

そして、これらの力量は、いずれも、
深く「人間力」に結びついている力量であるため、
「話術」を磨く修業を続けていくと、
それは、自然に、そして、必然的に
「人間」を磨く修業になっていきます。

では、我々は、どのように、
日常の仕事や生活において、
その「話術」を磨く修業をしていけばよいのか?

それが、どのような形で、「人間」を磨く修業に
なっていくのか?

この「塾長特別講話 第5講」においては、
そのことを語ります。

田坂広志 拝

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