特別講話

第16講 真のエリートとして生きる
- 学歴社会が崩壊する時代、何を身につけ、何をめざし、生きるか

田坂塾長メッセージ

 塾長の田坂です。

 2018年7月6日に開催される「特別講話 第16講」では、

 真のエリートとして生きる
 - 学歴社会が崩壊する時代、何を身につけ、何をめざし、生きるか

 というテーマを掲げ、語ります。

 最近、東大卒のエリート官僚や政治家が
 マスメディアを通じて晒す残念な姿を見て、
 多くの国民が感じていることがあります。

 それは、

  「高学歴エリート」といっても
  人間的に、優れた人物とはかぎらない

 という感覚でしょう。

 また、実社会の常識と乖離した、こうした官僚や政治の世界とは違い、
 実社会の現実の中にある民間企業の職場では、
 すでに、誰もがこう思っています。

  「高学歴」だからといって、
  仕事ができるとはかぎらない

 そして、この二つのことは、私自身が、
 1970年に大学に入学し、それから48年間の人生を歩みながら
 目撃してきた厳しい現実でもあります。

 しかし、それにもかかわらず、
 毎年、春になると、週刊誌では
 「東大合格者数・高校別ランキング」に注目が集まり、
 偏差値の高い有名大学に入学すれば、人生が拓けるという
 「学歴神話」や「学歴幻想」を信じる人が尽きません。

 しかし、この神話や幻想に立脚した「学歴社会」は
 実は、すでに崩壊を始めています。

 その理由は、現在の教育制度の中で生まれてくる
 「高学歴エリート」と呼ばれる人材が、
 多くの場合、次の「七つの弱点」を持っているからです。

 (1)書物を通じての「専門的な知識」の勉強は得意だが、
    経験を通じての「職業的な智恵」の修得が苦手である

 (2)「論理」によって物事を考えることは得意だが、
    「直観」によって物事の本質を捉えることが苦手である

 (3)「自分の利害」の観点から物事を考えることはできるが、
    「相手の立場」になって物事を推察することが苦手である

 (4)人生において勉強以外の「苦労」をしていないため、
    苦労や困難の中にある他者に対する「共感」ができない

 (5)若い頃から「順境」の中で育てられてきたため、
    仕事や人生の「逆境」に直面したとき脆さが出る

 (6)組織の中で「自己主張」をすることはできるが、
    人々が共に歩もうと思ってくれる「リーダーシップ」が無い

 (7)自身のキャリア・アップという「野心」は持っているが、
    世のため人のために働くという「志」を持っていない

 すなわち、こうした「七つの弱点」を持っているがゆえに、
 「高学歴エリート」と呼ばれる人材が、実社会において、
 周囲の期待ほどに活躍できないという現実が生まれているのです。

 そして、この厳しい現実に、さらに追い打ちをかけるのが、
 まもなく到来する「人工知能革命」の荒波です。

 現在の教育制度の中で生まれてくる「高学歴エリート」の強みとは、
 いわゆる「知識修得力」と「論理思考力」の二つの能力ですが、
 この二つの能力は、これから人工知能によって大きく代替されていくため、
 この能力だけに依存している人材は、どれほど高学歴であっても、
 必ず、淘汰されていきます。

 では、「高学歴エリート」でさえ淘汰されていく、これからの時代、
 我々は、何を身につけ、何をめざし、生きるべきか。

 その答えは、明確です。

 「高学歴エリート」が身につけていない
 「七つの力」を身につけ、磨いていくことです。

 すなわち、
 「職業的な智恵」と「直観力」
 「推察力」と「共感力」
 「逆境力」と「リーダーシップ」
 そして、「志」

 これら「七つの力」は、人工知能では、決して代替できないものであり、
 自身の覚悟さえあれば、「学歴」とは関係なく、その「職歴」と「人生経験」を通じ、
 誰もが身につけ、磨いていくことのできるものです。

 そして、この「七つの力」を身につけ、磨いていくことを通じて、
 良き仕事を為し、世の中に貢献していこうと思い定める人材こそが、
 21世紀の「真のエリート」と呼ばれる人材でしょう。

 では、どのようにすれば、
 その「七つの力」を身につけ、磨いていくことができるのか。
 そして、「真のエリート」として、いかなる生き方をするのか。

 この「特別講話 第16講」においては、そのことを語ります。

 この特別講話の受講を希望される塾生諸氏は、
 下記の事務局の案内を。

 また、このテーマについて、
 書籍による受講前の学びをされたい塾生諸氏は、
 小生の新著、

 『東大生となった君へ - 真のエリートへの道』(光文社新書)
  https://amzn.to/2JeGf3q
 
 を読まれることを。

 田坂広志 拝

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 「田坂塾」事務局です。

 この「田坂塾」では、柱となる活動として、
 年に数回、田坂塾長と塾生の方々との真剣勝負の場、
 「塾長特別講話」を開催しています。

 この「塾長特別講話」は、
 ごく限られた数の塾生の方々に対し、静謐な会場において、
 田坂塾長が、文字通り「一期一会」の講話を行う場ですが、
 同時に、講話の後の塾生の方々との「対話」もまた、
 静かな対話ながら、「真剣勝負」の場となっています。

 「特別講話 第16講」は、

 2018年7月6日(金)14:00-18:30
 
 に、東京都内にて開催いたします。

開催概要

 【日時】 2018年7月6日(金)14:00-18:30
      (受付時間 13:15-13:45)

 【当日】 特別講話は、14:00開演となりますが、
      受付時間は開演15分前の「13:45まで」となります。
      受付終了時間13:45を過ぎますと、誠に恐縮ながら
      第1部から第3部まで特別講話全体を通して
      受講できなくなることを予めご了承ください。
      当日の遅刻・欠席で受講頂けない場合には、
      第16講CDの発送をもって代えさせて頂きますので、
      予めご了承願います。

日時 2018年7月6日(金)14:00-18:30
会場 東京都内
演題 真のエリートとして生きる  - 学歴社会が崩壊する時代、何を身につけ、何をめざし、生きるか
内容 第1部 田坂塾長 特別講話
第2部 田坂塾長との対話(質疑応答)
第3部 田坂塾長との個別挨拶会

「申込」について

 「特別講話」への参加を希望される塾生の方は、
 下記「申込登録」フォームより、お申込みください。
 「参加手続」の案内メールを返信させて頂きます。

 *もしくは、「田坂塾事務局」宛てに、
 「特別講話 参加案内希望」と、お名前とメールアドレスを併せて
 下記へご連絡ください。
  tasakajuku@hiroshitasaka.jp

 *この「塾長特別講話」は「田坂塾」塾生向けの講話です。
 ご参加をご希望の方は、まず「田坂塾」への入塾を下記のサイトからお済ませください。
  http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/entry/

 毎回の特別講話については、席数に限りがあるため、
 お早目のお申込みをお待ちしております。

 年に数回の限られた特別講話、この機会に、是非ご参加ください。

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こちらのダウンロード版にて聴講頂けますと幸いです。

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