特別講話

 

第14講 人を育てる、己を育てる

 塾長の田坂です。

11月10日に開催される「特別講話 第14講」は、

人を育てる、己を育てる

という演題で話をします。

「人を育てる」

それは、どの時代においても
家庭や学校、職場や地域、社会や国家にとって
極めて大切なテーマです。

しかし、この「人を育てる」という言葉は、
大切な言葉でありながら、
油断をすれば、
無意識に「上から目線」の言葉になってしまい、
ときに、
密やかな「操作主義」が忍び込んでくる言葉でもあります。

では、この過ちに流されないために、どうすればよいか。

1990年から10年間、
我が国の大手シンクタンクにおいて
部長、所長、取締役として
戦略組織のリーダーを務め、
部下として預かる仲間の成長を支えなければと思い、
悪戦苦闘する10年を過ごしました。

しかし、
その10年を終えて、気がついたことがあります。

それは、

部下の成長を支えようと悪戦苦闘した自分が
実は、最も成長させて頂いた

その真実でした。

そして、この逆説的な真実を、
かつて、臨床心理学者の河合隼雄氏は、
子供の教育で苦労をしていると嘆く両親に対して、
一つの慈愛に満ちた言葉で、語りかけています。

「いったい、どちらが教えられているのか・・・」

まさに、それが真実。

「人を育てる」

そのための最も深い技法を学ぶためには、
まず、「教育」や「成長」ということの根底にある
二つの真実に気がつくことです。

第一の真実は、

誰かの成長を支えるためには、何よりも
自分が成長しなければならない

その真実です。

そして、第二の真実は、

誰かの成長を支えることができたとき、気がつけば
自分が成長できている

その真実です。

すなわち、

「人を育てる」という営みは
「己を育てる」という営みと
一対の鏡になっている

我々は、そのことに気がつくべきでしょう。

では、その一対の鏡を見つめながら
家庭や学校、職場や地域において、
子供や生徒、部下や若い世代の成長を支え、
自分自身が成長していくためには、
どうすればよいのか。

そのためには、
どのような「心の技法」が求められるのか。

この第14講においては、そのことを

人を育てる、己を育てる

と題し、具体的な技法を語ります。

この「特別講話 第14講」の受講を希望される塾生諸氏は、
下記の事務局の案内を。

田坂広志 拝

開催概要

【日時】 2017年11月10日(金)14:00-18:30
(受付時間 13:15-13:45) 【当日】 特別講話は、14:00開演となりますが、
受付時間は開演15分前の「13:45まで」となります。
受付終了時間13:45を過ぎますと、誠に恐縮ながら
第1部から第3部まで特別講話全体を通して
受講できなくなることを予めご了承ください。
当日の遅刻・欠席で受講頂けない場合には、
第14講CDの発送をもって代えさせて頂きますので、
予めご了承願います。

日時 2017年11月10日(金)14:00-18:30
会場 東京都内
演題 人を育てる、己を育てる
内容 第1部 田坂塾長 特別講話
第2部 田坂塾長との対話(質疑応答)
第3部 田坂塾長との個別挨拶会

「申込」について

 

「特別講話」への参加を希望される塾生の方は、
下記「申込登録」フォームより、お申込みください。
「参加手続」の案内メールを返信させて頂きます。

*もしくは、「田坂塾事務局」宛てに、
「特別講話 参加案内希望」と、お名前とメールアドレスを併せて
下記へご連絡ください。
tasakajuku@hiroshitasaka.jp

*この「塾長特別講話」は「田坂塾」塾生向けの講話です。
ご参加をご希望の方は、まず「田坂塾」への入塾を下記のサイトからお済ませください。
http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/entry/

毎回の特別講話については、席数に限りがあるため、
お早目のお申込みをお待ちしております。

年に数回の限られた特別講話、この機会に、是非ご参加ください。

「申込」登録

「特別講話」「ウェブ講話」への参加を希望される塾生の方は、
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追って、事務局より、詳細のご案内を送らせて頂きます。

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この特別講話と対話の全編は、ダウンロード版にて、お聴き頂けます。
当日、特別講話にご参加頂けなかった方も、
こちらのダウンロード版にて聴講頂けますと幸いです。

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