塾長の田坂です。
人生において、人間関係で悩まない人はいない。
誰もが、家族や親戚、友人や知人、上司や部下など、
他人との関係を円満で円滑なものにしたいと思っている。
そして、誰もが、他人から好かれる人間でありたいと願い、
また、他人を愛せる人間になりたいと思っている。
しかし、現実には、日々の仕事や生活の中で、
他人との不和や不信、葛藤や反目、摩擦や衝突は、避けられない。
では、そうした人間関係の悩みに、どう処するか?
世の中には、一つの誤解がある。
自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していく。
そのことによって、人間関係を円滑なものにしていくことができる。
それは誤解であろう。
現実に、我々が、
自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していくことは
容易ではない。
では、非や欠点や未熟さの無い人間でなければ、
他人との良き人間関係は築けないのか?
そうではない。
世の中を見渡せば、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人物が、
周りから好かれている例、多くの人々が共に歩んでくれている例は、
決して珍しくない。
しかし、そうした人物が、共通に身につけているものがある。
「しなやかな心」
もし、我々が、その心を身につけることができるならば、
いかに、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人間であっても、
人間関係は拓けていく。そして、道は拓けていく。
では、いかにして、その「しなやかな心」を身につけるか。
それは、日々の人間関係において、
ささやかな心構えを大切にすること。
その心構えを、拙いながらでも、行じていくことである。
この特別講話においては、その心構えを、
誰にも行じることのできる「こころの技法」として、
「7つの技法」を語ろう。
田坂広志 拝
日時 | 2016年7月1日(金)14:00-18:30 |
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会場 | 東京都内 |
演題 | 人間関係を拓く - 未熟さを抱えて生きる「こころの技法」 - |
内容 | 第1部 田坂塾長 特別講話 第2部 田坂塾長との対話(質疑応答) 第3部 田坂塾長との個別挨拶会 |
この特別講話と対話の全編は、ダウンロード版にて、お聴き頂けます。
当日、特別講話にご参加頂けなかった方も、
こちらのダウンロード版にて聴講頂けますと幸いです。
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