なぜ、現代の社会では、「高学歴」を身につけたにもかかわらず、
その人材が実社会で活躍できないという、逆説が生まれてくるのか。
それは、現在の「高学歴エリート」と呼ばれる人材が、多くの場合、
次の「七つの弱点」を持っているからである。
(1)経験を通じての「職業的な智恵」の修得が苦手である
(2)「直観」によって物事の本質を捉えることが苦手である
(3)「相手の立場」になって物事を推察することが苦手である
(4)苦労や困難の中にある他者に対する「共感」ができない
(5)仕事や人生の「逆境」に直面したとき脆さが出る
(6)人々が共に歩もうと思ってくれる「リーダーシップ」が無い
(7)世のため人のために働くという「志」を持っていない
そして、これからの人工知能革命によって、
「高学歴エリート」の強みであった「知識修得力」と
「論理思考力」という二つの能力も、大きく代替されていく。
では、これからの時代、我々は、何を身につけ、磨いていくべきか。
そのためには、次の「七つの力」を磨いていかなければならない。
(1)職業的な智恵、(2)直観力、(3)推察力、(4)共感力、
(5)逆境力、(6)リーダーシップ、(7)志
この「七つの力」は、人工知能では決して代替できないものであり、
我々に、学び続ける謙虚さと成長への意欲さえあれば、
「学歴」とは関係なく、その「職歴」と「体験歴」を通じて、
誰もが身につけ、磨いていくことのできるものである。
ではどうすれば、この「七つの力」を身につけることができるのか。
そして、その力を生かし、「真のエリート」として歩めるのか。
この第16講においては、そのことを語る。
[ 特別講話 第16講 講話資料より ]
風の対話CD『読書の心得 下巻』 第15回より (出典はこちら)
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