人生において、人間関係で悩まぬ人はいない。
誰もが、他人との関係を円満で円滑なものにしたいと思っている。
そして、誰もが、他人から好かれる人間でありたいと願っている。
しかし、現実には、日々の仕事や生活の中で、
他人との不和や不信、葛藤や反目、摩擦や衝突は、避けられない。
では、そうした人間関係の悩みに、どう処するか。
多くの人は、自分の非を改め、欠点を直し、未熟さを克服していき、
それによって、人間関係を円滑なものにしていくべきと考える。
しかし、現実に、我々が、自分の非を改め、欠点を直し、
未熟さを克服していくことは容易ではない。
そして、不思議なことに、世の中を見渡せば、
非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人物が、
周りから好かれている例、多くの人々が共に歩んでくれている例は、
決して珍しくない。
しかし、そうした人物が、共通に身につけているものがある。
「しなやかな心」
もし、我々が、その心を身につけることができるならば、
いかに、非もあり、欠点もあり、未熟さも抱えた人間であっても、
人間関係は拓けていく。そして、道は拓けていく。
では、いかにすれば、
その「しなやかな心」を身につけることができるのか。
この第11講では、その心構えを「7つの技法」として語る。
[ 特別講話 第11講 講話資料より ]
雑誌『Forbes』連載11回 2016年6月
雑誌『Forbes』連載2回 2015年9月
雑誌『Forbes 日本版』連載 2009年3月号
Q&A 「よくあるご質問」